正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

オリスの機械式時計竜頭、オシドリ修理

2013年10月14日 | 時計修理
昨日は連休中日。
お昼過ぎからホールクロックの修理を取りに行ってきました。
近くだったので簡単な工具だけもって伺いました。
セイコーの昔のホールクロックで初めて見ました。錘、振り子、針、文字盤を外して鎖のストッパーも外して機械を取り出し持って帰ってきました。

 チャイムが無く時打ちの付いている機械です。
気持ちが固まったら修理する予定です。

昨日は閉店少し前からオリスの時計の竜頭の修理をしました。
巻き芯が折れ込んでいる修理です。巻き芯直径0.8ミリ強
   

竜頭を固定して0.5ミリのドリルから初めていつもと同じように0.6ミリ、0.7ミリまで直径を大きくしていって最後は0.8ミリのドリルを四ツ割に取り付けて手で回してねじ山に埋まっている巻き芯を取って終了です。
巻き芯を取り付けて長さを調整しようとしたのですが、オシドリの調子も悪く文字盤を外して少し分解しました。
オシドリの先が折れていたのでオシドリも交換し組み上げました。
思った以上に時間のかかる修理になってしまいました。