本日の高住神社の状況です。
◆晴れ
◆14℃
土曜日です。天気も良く、なんと気持ちの清々しいことか。
新緑から深緑に移り変わる今のシーズン、日に日に緑が濃くなっていくのを見るのが楽しくて仕方がありません。
鳥の囀りも響き渡り、虫もわんさと……これはちょっと鬱陶しいですが(笑)
お水汲みに来る方も増え、境内では子供たちの元気の良い声が響いてきます。
ちょうど駐在さんが駐在所だよりを持ってきたので、先日起きた遭難事故の話をうかがいました。
他県から来た中学生の団体のうち4名が下山途中に迷子になってしまったのです。
その日は霧も深くどうなるか心配だったのですが、日ごろから山岳訓練にあたっている駐在さんが大南神社で迷子を発見。怪我もなく無事に下山することができました。
今年に入って山岳救助が5件ほど。山登りは慎重にならないといけませんね。
子供たちのみならず大人でも当てはまることですから、しっかりと計画を立て、万が一に備えた行動を心がけましょう。
駐在さんと仲良しの子供たち。
パトロールをしながら英彦山地区の安全を守ってくれる存在です。
気さくな方なので、ぜひお気軽に!?駐在所を訪ねてみてください。
さて、先日奉納されたフキですが、ご奉仕に来てくださった方が料理してくれました。
長いフキはサンショウの実と一緒に煮物に、葉ワサビは葉とともに甘辛く炒めてあります。新タマネギはサラダに。
写真にはありませんが、赤ソラマメをご飯とともに炊き上げ、刻んだセリを入れたまぜご飯もありました。
これ全部、月次祭のお供えや奉納品などのお下がりからできているのですよ。
こんなごちそうが食べられる幸せもさながら、なおそれが神饌撤下品というのもありがたいものです。
近頃、「いただきます」という言葉がなぜ必要なのかと、小学生の父母から問われることがあるそうです。
給食費を収めているから当たり前だ、という考えからかも知れません。
食物の生命をいただく、生産者に感謝を込めて、作ってくれた調理者への御礼と、「いただきます」の一言には、数限りない感謝の念が込められているのです。
私たちはさらに、食物を育んでくれた自然への感謝と、神様へのお供えと持ってきてくれた方々の気持ちに、そして神様の食べ物を分けてもらうことへの御礼を込めて、食前食後に感謝の気持ちの「いただきます」「ごちそうさまでした」と忘れないように心がけています。
我々の口に入るまでに様々なことを経由してきている訳ですから、それらすべてへの御礼が「いただきます」に集約されているのです。
神職の食前感謝の祈りの言葉。
「たなつもの 百(もも)の木草も天照らす 日の大神のめぐみえてこそ」
食後感謝の言葉。
「朝よひに 物くふごとに 豊受の 神のめぐみを 思へ世の人」