本日の高住神社の状況です。
◆雨
◆14℃
連日雨が続いています。
それにも関わらず、雨の中お参りに来てくださる方がいて、その信仰心の篤さに頭が下がるばかり。
ブログは静かな内容ですが、社頭は参拝者の笑顔と笑い声にあふれています。
参拝者との温かなふれあい、それがここの良さでもあるようです。
さて、昨日は夕方から皆作祈願のお祭りに行ってきました。
場所は田川市内の彦山川沿い、水田地帯にある小さな氏神神社です。
(※カメラを忘れて写真はありませんのであしからず)
以前もブログで紹介しましたが、ここの皆作祈願には「くじ」が引かれます。
それは“御潮井採り”の場所を決めるというもの。
天神社と水神社の2ヶ所分をそれぞれ、海と山に汲みに行きます。
山の場合は、ここ高住神社や福智山系の菅生の滝が採水地にあたり、
海の場合は、周防灘の蓑島や長井の浜などが候補として上がります。
ちぎった半紙の切れ端にこれらの採水地を記入し、それを丸めて三方に載せ神前に供え、お祓いの後に氏子一同の前でくじを引きます。
くじの引き方というのが、祓串(はらいぐし…お祓いのときに使う道具)で拭い取るというもの。
麻に絡ませ引っかけ取るとでもいいますか、例えは悪いですが、UFOキャッチャーの要領です。
引いたところが神様の欲する御潮井、つまり御神意ということ。
今年は天神様・水神様ともに長井の浜が出ました。両社とも同じところとはめずらしい。
ということで旧暦七夕の早朝、長井の浜に採りに行くことが決まりました。
一昨年は私が豊前坊の神水を引き当てたのですが、今年は海水が欲しかったようです。
参考画像として御潮井。これは行橋の水利組合が当神社に奉納した分。
昔は“皆作籠り”といって、お宮で一晩夜を明かしたそうですが、今は氏子数も減ってそういうしきたりもなくなりつつあるようです。
それにしてもお供えのご飯が美味しいこと。
神様のお供え物は氏子さんがたが持ち寄ってきます。
これからは“地産地消”の時代、地元の食物を大事にしてゆきたいですね。