本日の高住神社の状況です。
◆曇り
◆20℃
今日は曇っているものの緩やかな風が吹き、過ごしやすい一日。
7月に入り、境内ではヤマアジサイが咲き始めました。
そのうち天気を見て写真を撮ろうかなと思ってます。
さて、今日は山伏さんの峰入りの日。
般若心経の他、熱心にお経を合唱されています。
私には何のお経かサッパリ分かりませんが、気持ちがこもっていてありがたい気持ちになりますね。
前回の峰入りの際に、山伏の装束を教えてもらいました。
(http://blog.goo.ne.jp/takasumi-jinja/d/20110501)
今回はそのパート2『頭巾』
頭巾と書いて“ときん”と読みます。
頭襟または兜巾とも書き、額のあたりで止める法具のひとつ。
山伏さんといったらパッと浮かぶ、あのおでこにある黒い円盤です。
写真を撮らせてくださいとお願いしたら、「顔は恥ずかしいからやめて(笑)」と言われてしまいまして・・・せっかく男前なのに残念(笑)
そこでちっちゃな行者さんにモデルになってもらいました。
いやぁ、とても可愛らしいですね。
ですが頭巾と最多角念珠をつけた姿がビシッと決まっています。
ちゃんとお母さんの唱える心経にあわせて錫杖を振れるところがさすが。
頭巾とは、黒漆で固めた布でできた宝珠形の法具。
大日如来の五智の宝冠を表し、十二のひだは十二因縁にちなんでおり、煩悩に苦しむ衆生が十二因縁の理を悟り、捨身上求菩提の行を積むことにより即身成仏として大日如来、さらに不動明王と化すことを示し、不動明王の守護により、胎内で生長し仏体に生まれ変わるためとされています。
なにやら難しい内容・・・
法具としての意味はそれの他に、山中での瘴気(毒気)を防ぐため。
道具としては、岩などから頭部を守るほか、コップ代わりに水を汲むなどの使い道があります。
子どもは頭が重いから前に転びやすい。ちっちゃな山伏君も頭巾をしてれば安心ですね。
次回の峰入り時にはまた別の法具を写させてもらおうかと思います。
嫌がられないといいけど(笑)