高住神社夏越祭平成25年 7月 22日(月・土用の丑)午前11時より夏越祭祭典のち茅の輪くぐり神事高住神社謹製 無病息災「ささ湯」あり ── 茅輪神事のいわれ ──釈日本紀七「備後風土記逸文」より“神代の昔、素戔鳴尊が南海へお出でになる途中、或る所でお泊りにならうとしてそこに住まわれていた蘇民将来、巨旦将来と云ふ兄弟に宿を求められた。その時、弟の巨旦将来は裕福な身であつたに拘らず、宿を拒んだのに対し、兄の蘇民将来は貧しい身であつたが尊をお泊めし、粟柄を以て座を設け、粟飯を饗して御待遇申し上げた。その後、年を経て尊は再び蘇民将来の家を訪れ、「若し天下に悪疫が流行した際には、ちがやを以て輪を作り、これを腰に著けてをれば免れるであらう」と教へ給ふた。この故事に基づき、祓の神事に茅輪を作つてこれをくぐると災厄を免れると云ひ伝えられている” 夏越祭とは、夏の盛りに悪疫病魔に罹らぬよう祈る神事です。また、田植えの終わりを迎え、それまで耕作に使役した牛馬の慰労と健康を祈り、英彦山の笹を持ち帰り牛馬に食べさせると病に罹らぬという信仰あります。豊前坊の夏越祭は牛馬安全の信仰にちなみ、体力気力ともに衰えがちな夏の盛りである「土用の丑」に行っております。茅の輪くぐりをすまされた後は、ささ湯を戴き、茅の輪のチガヤを抜いて家の護りとしましょう。