高住神社公式ブログ

英彦山豊前坊高住神社の公式ブログです。

4月23日(火)の様子

2013年04月23日 12時30分00秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆曇り

◆7℃~

 

突然ですが、この植物、何か分かりますか?

Imgp3926

実はこれ、ワサビなんです。

ワサビのイメージといえばゴツゴツした根っこが頭に浮かびますが、これがワサビの葉と花。

自生種のワサビにお目にかかる機会なんて少ないのでは。

 

一般的に流通しているあのワサビ(の根)は、清流で栽培することでわざと根を肥大させている水ワサビといわれるもの。

ワサビは他の植物に栄養を摂られないようアリルイソチオシアネートという物質を発散して自分のテリトリーを守っているのですが、逆にこれによって自家中毒を起こし、自らの成長を阻害してしまうとかなんとか。

栄養を独占したいがために自分の成長を縮めるなんて、なんという諸刃の剣。

しかしこの物質を流水で洗い流すことで自家中毒を防ぎ、あのような大きな根茎に育てることができるそうです。

それが水栽培の理由なんですねー。

 

さてこのワサビ、根だけでなく全体にあの辛味成分が含まれているのです。

Imgp3972

これが俗にいう「葉ワサビ」。

ちょうど開花時期なので花もまじっています。

 

これをサッと湯通しして刻んだものをこねくり回します。

この時、『親のカタキと思ってこねくり回すと風味が出る』と英彦山では言われてるとか。

そんな相手がいなけりゃダンナやヨメさんの顔でも思い浮かべながら・・・(笑)

この辛味成分は細胞が壊れたときに出るらしく、細胞が壊れれば壊れるほど辛みが増すようです。

しかし成分は空気に触れると揮発してしまうため、こねた後に密閉容器に入れて保存しておけばしばらくは風味が楽しめるでしょう。

 

こんな刺激的な葉でも好んで食べる虫がいるようで、時期を過ぎると虫くいだらけになってしまいます。

“ワサビ”食う虫も好きずきってヤツですね。

歓遊舎でもごく稀に手に入るそうですが、早い段階で売り切れてしまうので食べてみたい方は午前中のうちに行かれてみては。

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4月21日(日)の様子

2013年04月21日 13時43分00秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆雨(小雨)のち晴れ

◆2℃~

 

冷え込む朝。

雨が続くとこうも気温が下がるものかと思う日々が続いています。

先日の土曜に花束が届きました。

Fさん宛ての花。そう、母の日のプレゼント。

日にちはちょっと早いけれど、お母さんのような存在だから・・・と参拝者が持ってきてくれたのです。

Imgp3963

霧が深く、今日は誰も参拝に来ませんでしたね、なんて話をしていたときの嬉しいサプライズ。

Fさんも予期せぬプレゼントに驚きつつ、久々の出会いに話もはずみ、心和む時間を過ごすことができたようです。

霧冷えの日の、ちょっと温かくなるお話でした。

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4月20日(土)の様子

2013年04月20日 13時21分00秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆曇りのち晴れ

◆5℃~

 

今日は二十四節気の「穀雨」

田畑の準備が整い、それにあわせて雨が降る頃。

英彦山の田では代掻きが始まりつつあります。

英彦山神宮の御田祭、そして神幸祭も終わり、田植えに本腰を入れて始動する時期なのでしょう。

Imgp3949

 

Imgp3952

近くではドウダンツツジが鈴のような花を咲かせています。

 

Imgp3955

芽吹いて間もないモミジの新芽が、露に濡れそぼって閉じたままに。

まだ雨をはじき返せないほど弱い葉も、これからの日差しを浴びて色濃く、そしてしっかりと葉を広げてゆくはず。

ヤマザクラもそろそろ終わりがけ、はらはらと花吹雪が舞っていました。

 

穀雨とは百穀を潤す雨のこと。

田植えにはまだ少し早いですが、少しずつ成長する植物にとっては慈雨といったところでしょう。

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4月12日(金)の様子

2013年04月12日 15時29分56秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆曇りときどき晴れ まれに雪

◆2℃~

 

昨日テレビ局の撮影がきて雪景色やら桜風景やらのコメントを。

(夕方からのRKBニュースに出たと思うのですが映ったかどうか 笑)

「ここの標高は?」と聞かれていつも通り820Mと答えたものの、そういえば自分で調べたことがないなと疑問に。

高度計を持っていた登山者から教えてもらった標高ですが、メディアを通して発表となると自分で調べたわけではないのでちょっと不安に・・・。

 

何か測定する方法はと考えていたところ、スマートフォンで高度計アプリを見つけ早速インストール。

GPSを利用して高度を計測するというもの。

試しに計ってみると・・・

Img_0147

時間はかかったもののちゃんと出ました。

数値に多少のブレは出たものの、820Mを示しています。

嘘を言ってなくて安心しました(笑)

(ちなみに社務所がある地点がこの標高)

 

気温・風速の他、方角やGPS座標機能もあるのでアウトドアに便利なアプリですねコレは。

例えば山内の史跡地点で使えば、そこまでの標高とGPS地点を地図に記して地図座標ができるでしょうね。

探せばこうした調査に使えるアプリが見つかるかも知れません。

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4月12日(金)の様子

2013年04月12日 14時48分00秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆晴れのち曇り

◆2℃~

 

別所駐車場の喫茶店「姫沙羅」。

そこに併設されているギャラリー「このはずく」で昔の英彦山写真展があると聞き、足を運んでみました。

Imgp3925

観光協会の奥にギャラリーはあります。

 

Imgp3923

白い空間に並べられるモノクロームの写真たち。

地元の写真愛好家たちの協力のもと、古き時代を思わせる写真を集めたそうです。

 

Imgp3911

これは英彦山神宮参道にある旧富士屋旅館付近の写真。

萱葺き屋根の二階建て、そして石組みもあらわな参道。

今と様子がだいぶ違いますね。

案内塔には“高住神社ヲ経テ耶馬溪ニ達ス”と書いてあります。

 

Imgp3918

こちらは昭和61年頃のスキー場の様子。

今はススキが原となっていますが、昔はこうして実際にスキーができていたのですね。

 

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こうした英彦山の景勝が、昭和初期にはカラー写真の絵はがきとなって売られていたそうです。

Imgp3913

縦長のパノラマ写真となった豊前坊。

社殿が建てかわった後なので、平成に入ってからのもの。

もっと古いものはないものかと探してみると・・・

 

Imgp3920

ありました。昭和54年の豊前坊の護摩焚きの様子です。

私が生まれる前ですから、三十ウン年前のものでしょう。

下の駐車場で護摩焚きをしていた頃は黒山の人だかりだったと聞いていましたが、こうして写真と通して目の当たりにすると、参拝者の多さに驚きを隠せませんね。

 

Imgp3921

車道を埋め尽くす賑わい。このときは車道を閉鎖して迂回路をもうけるなど、交通整理に非常に苦労したと聞いています。

過ぎ去った日の様子が伺いしれるのも、こうして残された写真のおかげなんでしょうね。

 

Imgp3924

挨拶文にはこの写真展の主旨が書かれていました。

一昔前の写真から在りし日を偲び、その思い出とともに今後の英彦山の活性化の一助になれば・・・と締めくくられています。

「古きを温ねて新しきを知る」

まさにこの言葉がふさわしい写真展でした。

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