湖西の里山ビラデスト今津へ石楠花の撮影に出かけた15日、前回の7日には先初めだったイワウチワがこの日は一番の見頃を迎えてました。
車をキャンプ場のテントサイトに駐車したのに、石楠花を撮影しながら尾根道を通り抜けて、だいぶ離れた所へ出てしまいました。
またグル〜とまわり道をして車を取りに元の場所まで汗だくで歩きました。(笑)(昨年は途中で引き返しています)
その途中で急な勾配の法面に見頃を迎えたイワウチワを見つけ、カメラ2台を提げて斜面をよじ登ります。
当然カメラは地面を引きずったり、カメラ同士がぶつかり合ったり・・・いつも機材を大事にするtakayanには珍しいことです。
カメラリュックを下ろして行けば良いのに、使わないレンズの入った思いリュックを背負ったまま登っているのを見かねて、
「無理をすると怪我をするよ。今はコロナで大変な時だから救急車を呼ぶような事にならないようにしなくては・・・」
そうなんです。看護師の娘から何度も言われているのですが・・・・
まあ何とか無事に撮影できましたが、年を考えて無理はしないように以後気をつける事にしようと反省・・・
そんな状況で撮影したイワウチワやその他、付近で撮影した山野草を紹介します。
はじめはD810とAF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VRでの撮影分
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イワウチワ(イワウメ科)
イワウチワ
中国地方以北の山地帯の林内や林縁に分布し、雪解け後に広葉樹林帯などで見られる。日本の固有種。
葉の長さと幅は2.5-7Cmで、円形で端は小さな鋸形状。葉の基部が深く心形となる。
開花時期は4-5月。花は薄紅色で、葉腋から伸た花茎に1輪付ける。花弁は直径3 cm程で、5つに裂け、5個の雄しべがある。
花弁はやがて、花茎から分離して落下する。和名は葉の形状が団扇に似た形状であることに由来する。
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ここからはD4SとAF-S VR Micro NIKKOR 105mm F2.8G IF ED
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ミヤマキケマン(ケシ科)
本州の近畿地方以北に分布し、山地の日当たりのよい、林縁、道路法面、崩壊地、谷川の礫地などにふつうに生育する。
「ミヤマ」と名前がつくが、深山に自生することは少ない。
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キケマンのそばには優しい色合いのスミレが咲いてました。
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オオイワカガミはあちこちに咲いてます。
オオイワカガミ(イワウメ科)
葉が大型で円形、長さ幅ともに8-12cmになり、縁に多数のとがった鋸歯があるもの。
北海道南部から本州の東北地方、中部地方の日本海側に分布し、多雪地帯のブナ林の林床に群落をつくる。
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モミジチャルメルソウ
道端の谷水の流れ込む水路で見つけました。
モミジチャルメルソウ(ユキノシタ科)
日本固有種で、本州の福井県、京都府、滋賀県の日本海側に分布し、山地の渓流沿いの斜面や岩上に生育する。
渓流の水のしたたり落ちる苔むした岩場に多く、しばしば群落を形成する。
また、チャルメルソウ属の中でも特に水際に特殊化した種であり、沢が増水した場合に水没するくらいの水際に生える。
(準絶滅危惧種に指定されている貴重な植物のようで、この辺りでも他では見つけることができていません)
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なるほど葉っぱはモミジの葉のようですね。
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本当に小さな花で、よく見ないと花か?どうかも分かりません。
撮影日 4月15日
撮影地 ビラデスト今津(滋賀県高島市今津町深清水)
機 材 Nikon D4S
Nikon D810
AF-S VR Micro NIKKOR 105mm F2.8G IF ED
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
湖西の里山ビラデスト今津に咲く可憐な山野草を
詳しい解説付きで拝見させていただきました。
何と言っても見ごろのイワウチワが素敵ですね。
しかしこんなに大変な撮影秘話もあったのですね。
本当に気をつけくださいね。
私はついにネタが尽きてしまい暫くお休みです。
とりあえず家で籠っている状況です。
滋賀県は県外から人が押し寄せているようで
湖岸の公園の閉鎖を検討しているそうですね。
ますます出かけにくくなりますね。
前回の7日には、咲きはじめだったイワウチワが、
1週間後のこの日にはちょうど見頃を迎えてました。
雪割一華と同様に、毎年この花に会いに行くのを楽しみにしています。
以前にも登ったことのある斜面ですが、年甲斐もなく少し無理をしてしまいまいました。
今後は気をつけようと思います。
ついにネタ切れですか?
しばらくは仕方がないですね。
京都、大阪に緊急事態宣言が出ると、滋賀県に来る人が多くなりますね。
昨年は湖岸の公園が閉鎖され、入り口ではガードマンが警戒に当たってました。
今年もGW期間中に閉鎖されれば、自宅近くの里山の河原は大混雑でしょうね。
狭い道路に多くの車が駐車し、本当に凄い人出になります。
若者と家族連れのバーベキューが多くて、連休明けには付近はゴミの山です。
毎日散歩コースにしている地元民も多いのですが、この期間は散歩もできない状況です。
ここだけでなく、自宅近くの公園もいっぱいになると思います。
年々口コミで広がっているのでしょうね。
県内なら仕方がないのですが、他府県の車も多いのが現実です。
と言いながらも昨日は、長浜の総持寺まで牡丹の花を見に行ってきました。
撮影中に出会ったのは一人だけ、寂しいくらいでしたが、ボタンは1番の見頃でした。
長谷寺とと同じ真言宗豊山派の小さな寺院です。
気持ちは良く分かりますね。
私もイワウチワを撮るのに一生懸命になっていて
「危ないですよ!」と声を掛けられるまで、滑落寸前のギリギリのところにいたのを思い出します。
あまりに綺麗なので、ファインダーを覗いていて周りが見えなくなってしまいますね。
時々は自分の位置を3Dで頭の中で俯瞰して
想像力を働かせないといけませんね。
でも花は良い色をしています。
イワウチワは危ない山の斜面に咲いていることが多くて、
夢中になると本当に危険ですね。
今回の場所は滑り落ちても数メートルくらいのところですが、怪我はするでしょうね。
ファインダーを覗きながら夢中になっているとほんとうに危険です。
カメラを1台にして、交換レンズ1本ならもっと楽でしたが、
荷物が多過ぎました(何時ものことですが)
年も年ですので、これからはもっと注意しなければと反省しています。
イワウチワの可憐さと、優しい色合いには魅了され、
また来年もきっと会いに出掛けると思います。
いつもありがとうございます。
急な斜面をよじ登って 可憐なイワウチワを撮影されたとのこと。
きっと 新しく見つけられた場所だったのでしょうね?
そんな出会いの時は 、ワクワク 💛ときめいて
ちょっと危ない場所でも 夢中でその花に近づいていく気持ち よくわかります!
昔、林道の登り口の杉林あたりの 薄暗い湿った斜面で
イワカガミだったか イワウチワだったか 覚えていませんが よく見ました。
モミジバチャルメルソウ というのは 初めて 見せていただきましたが
限られた地域にしか自生しない 準絶滅危惧種 なのですね!?
takayanさん よく見つけられましたね!!
そんな貴重な植物が あの里山に自生していると思うと、静かな 深い喜びを感じます。
4月初めに来た時には、イワウチワは咲き始めでしたが、この日は一番の見頃を迎えていました。
可愛い花を見つけるとどうしても無理をしてしまいがちですが、年齢を考えねばならないですね(笑)
ホンシャクナゲやイワウチワ、イワカガミなどの山野草がこうして毎年見られるというのは、この里山には昔そのままの自然が残されていると言うことでしょうね。
モミジチャルメルソウは、林道をの入口から少し車で登った所で、ミヤマキケマンの反対側の水路の中に咲いてます。
昨年に見つけたのですが、名前が分からずに、ビラデスト今津で購入したガイドブックに出ていたのでこの名前を知りました。
年に何度も足を運んでいる所ですが、今のところこの1箇所でしか見ていません。
水に浸かるくらいの場所に自生するようです。
ネットで調べると準絶滅危惧種で、それも福井、京都、滋賀の日本海側にのみ自生する貴重な植物のようです。
名前間違ってました。
誤・モミジバチャルメルソウ
正・モミジチャルメルソウ
本文も訂正しておきます。
フォレストリリーさんの故郷の里山は、昔のままの自然が多く残り、アスファルトの林道は出来ましたが、酒波の集落から続く古道「近江坂」もハイキングコースとして案内されています。
takayanの自宅近くの里山では、新名神高速道路の建設工事により、山肌が削られて無惨な姿になっていますが、自然豊かなこの里山がこのままで残ってくれることを願っています。
何時もありがとうございます。