竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

春曙何すべくして目覚めけむ 野澤節子

2021-02-20 | 今日の季語


春曙何すべくして目覺めけむ 野澤節子

心地よい朝の眠りもいつか目が覚める
特になんら用事の無い日常なのだが
さて何をしようか
何もしなくともさしさわりはない
この目覚めは何のための目覚めなのだろう
作者は目覚めた己を悔やんでもいるように詠める
(小林たけし)


【春暁】 しゅんぎょう(・・ゲウ)
◇「春の暁」 ◇「春の曙」 ◇「春曙」(しゅんしょ) ◇「春の夜明」 ◇「春の朝」
春のあかつき。春の夜明け。春の曙と秋の暮れは日本詩歌が強く心ひかれた春秋二題。

例句 作者

松島や春あけぼのゝ島いくつ 桑田青虎
春暁や死の恍惚も少し知り 能村登四郎
帰りなん春曙の胎内へ 佐藤鬼房
春暁のものの香にある机かな 森 澄雄
春暁や平らたひらに湾展き 上田日差子
春暁の枕いでゆく櫓音かな 佐々木 咲
春暁や人こそ知らね木々の雨 日野草城
物思ふ春あけぼのの明るさに 高木晴子