蘊蓄cafe

-日々発見、身の回りの話題 【うんちくカフェ】-

惑星が地球のそばを通過

2013年02月16日 | Weblog

今日の朝、地球のそばを小惑星が通過した。地球との距離、つまり小惑星の「高度」(^^;は、2万7700kmという。

エッ・・・地球の赤道半径は、6万4000km。月と地球の距離は、39万7000kmである。月と地球の距離のたった7%に相当する地球よりのところ、誤解を恐れず言うなら東京とパリ間の2倍の距離のところを、小惑星が通過したということで、だだっ広い宇宙を考えればスレスレの距離。

前日、ロシアに落下した隕石は、小惑星とは無関係と報道されたが、これは本当かは分からない。小惑星の一部と報道すると、数時間後に地球に接近する小惑星も衝突するのではないかとパニックが起こるのを恐れたのかもしれない。


道徳の正規教科化?

2013年02月16日 | Weblog

 「いじめの根本的解決策として道徳を正規の教科化が提言に盛り込まれる見通しとなった」という。

 まったくもってナンセンスである。道徳教育で、どういう「理屈」でいじめが解決されるというのか。何でも教育で問題が解決できるのであれば警察も裁判所もいらない。

 こういう会議の委員は、ある道の専門家ではあるが専門の範囲は狭く、自分の専門からはずれるとまるで素人というか、素人と同じである。そして、専門家としての意見と個人としての意見がゴッチャになって出てくる。

 もっとも、専門家に委員を依頼する人間は、何事にもズブの素人である。ただ「ズブの素人」が悪い訳ではない。ズブの素人が考えた結論があって委員を集めるか、様々な専門家の意見を真摯に聞いた上で結論をだすかで結果が変わってくる。こういう時は、いつも司馬遼太郎の小説「項羽と劉邦」を思い出している。