蘊蓄cafe

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人狼ゲーム(2)

2013年08月05日 | Weblog

8月4日の囲碁と将棋の棋士11人による人狼ゲーム3回戦では、最後面白いことになった。

このゲームでは、11人で始めたのが、最後3人になった。
残ったのは、A:人狼、B:多重人格、C:人間である。

多重人格は、人狼の仲間なので、勢力的には、人狼:人間=2:1で人狼の勝ちである。しかし、多重人格は「人間」なので、人狼:人間の数=1:2となり、「人狼と人間の数が同じになった時は、人狼の勝ち」の条件に合致しない。さらに1ターンの勝負が必要となる。しかし、人狼と多重人格で人間を殺せば、人狼の勝ちである。

3人の中では、
・人狼は、誰が人間で、誰が多重人格か分かっている。
・人間は、誰が人狼で、誰が多重人格か分かっている。
・多重人格は、誰が人狼で、誰が人間かよく分かっていない。

ここで、人狼Aが多重人格に対して、自分は人狼であると宣言した。
と、すかさず、人間Cも、自分は人狼であると、嘘の宣言をしたのである。
多重人格は、間違えば、仲間の人狼を殺してしまう可能性がある。人間Cは、劣勢ながら最後の大博打に出た訳だ。

多重人格は、これまでのAとCの行為について、どのような考えて、そのようなことをしたのか説明を求め、どちらが人狼で、どちらが人間かを探ろうとする。AとCは、論理的に多重人格に説明を試みる・・・このゲームには、敵であっても会話で味方にするという面白さがあるのである。

こういう高度なゲームができるのは、大学生以上だろう。


人狼ゲーム

2013年08月05日 | Weblog

人狼ゲーム」というのがある。
 「読みの達人」と「顔に出ない勝負師」ということで?、将棋や囲碁の棋士によるプレーがニコニコ動画で行われている。

○まず、ルールだが、

・例えば11人メンバの中に、人狼が2人いる。メンバそれぞれは、最初、誰が人狼で誰が人間かは分からない。

・まず、メンバは、お互い質問・応答をして、この人が人狼ではないかという人を選び、その人を排除する(選ばれた人は、場から退場する)。
・人狼は、夜になって、1人の人間を食べる(食べられた人間は、場から退場する)。

・ここまでが1ターン(1日)で、これを繰り返し(つまり1日に2人消えることになる)、人狼をすべて探し出せば、人間の勝ち、人狼と人間の数が同じになると人狼の勝ちになる。

 当然、人狼は、質問に対して嘘をつき、他のメンバから人間が人狼と見えるよう誘導する。
 さらに、人間には、死んだ(排除された)人が、人間だったか人狼だったが分かる「霊媒師」と、メンバとして残っている特定の人が、人間か人狼を知ることができる「占い師」が存在する。その能力が発揮されるのは、1日1回だけで、ただし、霊媒師も占い師も、朝、生き残っていなければ、その結果をメンバに知らせることができない。
 さらに、より複雑にする要素として、人間側で嘘をつく「多重人格」、人狼が食べようとした人を守る「騎士」が存在する。

○このゲームが面白いのは、「人と人との会話で進行するゲーム」だということ、適度な推理やどんでん返しが存在する知的なゲームだということ(子供には、無理な大人のゲーム)。会話の中で、自分が「占い師」であることを言ってもいいが、それが人狼のターゲットになる可能性が発生するし、それが嘘かもしれない。その人が何故そのようなことを言うかから推理していくゲームである。