蘊蓄cafe

-日々発見、身の回りの話題 【うんちくカフェ】-

「リミット」(野沢尚)

2008年09月11日 | 書籍レビュー
[感想:★★★--]
「リミット」(野沢 尚、講談社文庫)
 「深紅」の2年前に書かれた野沢尚の小説。厚いので通勤電車で読むのに少々日数がかかった。先が読めない展開・構想はなかなかのもの。後半の24章、25章では、ここぞとばかりに筆が振るわれ、涙をさそう。臓器売買等を目的とした児童誘拐を背景に血肉の愛が見事に表現されている。そして、誰も想像ができないであろう結末が訪れる!出てくる悪役も皆悲しい。
 『連続幼児誘拐事件の謎を追う警視庁捜査一課・特殊犯捜査係勤務の有働公子。婦人警官でなく、一人の母親として事件の当事者となってしまった彼女は、わが子を取り戻すため、犯人のみならず警視庁4万人を敵にまわすことに…。驚愕の展開、そして誰も予想だにしなかった戦慄の結末。ミステリーの到達点。』


寝不足

2008年09月10日 | 動物

 最近、ぬこに見張られているようだ。カシャとドアを開けるた途端にどこからかニャと現れる。

 ぬこは朝も現れるのだが、ある日、5時半頃に目が覚めた時、いるかな?とドアをそろりそろり開けて隙間から覗いたところ、向こうかららこちらを覗いているぬこの目が見えた(^^;

 ただ、飼う訳にはいかないのでやっぱりご飯はあげられませんナぁ。ワイルドに生きてもらわなければ。

ねこパンチ炸裂

2008年09月08日 | 動物

 朝の5時頃目が覚めて、ドアを少し開けたところ、ドアの隙間からこちらを覗き込むぬこ001と目が合った。(^^; こんなに早くからスタンバッテいるのスなぁ。
 朝は腹ぺこのようだ。ぐいぐい頭を突っ込んでくる。こっちは眠い・・・

 チーズを手元にポトリと落としたので拾い上げたところ、手元に注目するぬこ。ぬこの近くに置こうとしたが、ぬこの視線が気になって一度出した手を引っ込めようとしたところ、左手にネコパンチが炸裂した。えさを盗られると思ったのかもしれない。

 ネコパ~ンチというかわいいものではない。日頃の太極拳のような滑らかでゆったりとした動きから予想できない、居合い抜きのような、目にもとまらぬ必殺パンチである。ワイルドキャットすなぁ。
 

「ホステル2」

2008年09月08日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★----:ややモノ足りない]
 もっとハチャメチャな映画かと思ったが、明らかに力不足というか手抜き映画だ。このテの映画は、訳が分からないところに怖さがあるのだが、当たり前に説明してしまって、第3作が続くような作りは、中途半端甚だしい。何の工夫もないクズ映画。

ぽすれん・レビューAmazon・レビュー
監督:イーライ・ロス
出演者:ローレン・ジャーマン、ビジュー・フィリップス、ロジャー・バート、リチャード・バージ
Story:
クエンティン・タランティーノとイーライ・ロス監督が再びタッグを組んだリアル・ゴア・スリラーの続編。ヨーロッパ旅行へ出掛けた3人のアメリカ人女子大生。列車の中で天然スパを紹介された3人は、スロバキアのホステルを訪れ…。R-18作品。(ホステル2)

「卑劣な街」

2008年09月07日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
 韓国らしい映画で、最初から観る人を引き込み離さない。迫力、テンポのよさ、画像効果は見事だ。展開も無駄がなく緻密だ。結末もすごい。それにしても、主演のチョ・インソンの切れた時の演技はすごい。学生時代の女友達ヒョンジュ役は、ドラマ「薯童謡(ソドンヨ)」でソンファ姫を演じたイ・ボヨン。

ぽすれん・レビューAmazon・レビュー
監督:ユ・ハ
出演者:チョ・インソン、ナムグン・ミン
Story:
『マルチュク青春通り』のユ・ハ監督と『バリでの出来事』のチョ・インソンがタッグを組んで贈るノワールアクション。野心に燃える三流ヤクザが、生きるか死ぬかの“卑劣な世界”で欲望に翻弄される様を、暴力描写満載で描く。PG-12作品。(卑劣な街)

「待合室 -Notebook of Life-」

2008年09月07日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★---:平均レベル(人によっては)]
 このノートは、IGRいわて銀河鉄道小繋駅に置かれているという。この「命のノート」についての新聞記事がきっかけで映画が作られたようだ。落ち着いたしっかりした映画なのだが、観る側で好みが分かれるだろう。日常をどうしてこんなに暗く重苦しく描くのかなと思う。何となく、制作側の意図、観る側に押しつけようとするもの、いやらしさを感じてしまうのだが。いいだろいいだろこの話、あんたも感動しなさいよという声が聞こえてしまうのだ。

ぽすれん・レビューAmazon・レビュー
監督:板倉真琴
出演者:富司純子、寺島しのぶ、ダンカン、あき竹城
Story:
富司純子、寺島しのぶが初の母子共演を果たした実話を元にした感動ドラマ。岩手県の山奥にある小繋駅の待合室に置かれた1冊のノート。訪れた旅人たちが胸に秘めた想いを綴るそのノートに、心の籠もった返事を書き続けるひとりの女性の半生を描く。(待合室 -Notebook of Life-)

「リトル・チルドレン」

2008年09月07日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
 トム・ペロッタの同名の小説の映画化。主演のケイト・ウィンスレットは、「タイタニック」では今一だったが、30歳を過ぎて、この「リトル・チルドレン」や「ホリデイ」でなかなかいい女優さんになったと感じた。映画自体は、シナリオがあまりツマッテいないのが残念。

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監督:トッド・フィールド
出演者:ケイト・ウィンスレット、パトリック・ウィルソン、ジェニファー・コネリー、ジャッキー・アール・ヘイリー
Story:
ケイト・ウィンスレット主演で贈るヒューマンドラマ。公園で出会った主婦のサラと主夫のブラッドは、心の隙間を埋めるかのように急速に惹かれ合い…。監督は『イン・ザ・ベッドルーム』のトッド・フィールド。R-15作品。(リトル・チルドレン)

ぬこお食事中

2008年09月07日 | 動物

 数日見かけなかったが、今朝、ドアをカタカタさせると、ニャというぬこ001の声。見ると、ちょこんとお座りしている。じっとあの顔で待たれると負けまスな。乾燥ササミ、魚肉ソーセージ、チーズとメニューが一巡しても、今日はまだほしそうなご様子。かなりお腹が空いているようだ。
 で、私の朝ご飯は、これから・・・


「プロヴァンスの贈りもの」

2008年09月06日 | 音楽・映画レビュー
[感想:★★★--:平均レベル(見所あり)]
 ピーター・メイルの「南仏プロヴァンスの12か月」の映画化で、原題は「A Good Year」。南仏の雰囲気がいい。観ていていつの間にか、最初のロンドンの場面からプロヴァンスの生活に馴染んでしまう。いい映画だと思う。ワインというのも象徴的だ。

ぽすれん・レビューAmazon・レビュー
監督:リドリー・スコット
出演者:ラッセル・クロウ、アルバート・フィニー、フレディ・ハイモア、マリオン・コティヤール
Story:
『グラディエーター』のリドリー・スコット監督、ラッセル・クロウ主演によるロマンティックラブストーリー。ロンドンの金融界で多忙な日々を送るトレーダーの男が、遺産相続のために訪れたプロヴァンスで人生を見つめ直す姿と運命的な恋を描く。(プロヴァンスの贈りもの)

「舞妓 HAAAAN!!!」

2008年09月06日 | 音楽・映画レビュー
[感想:無星(TT) :最後まで見るのが辛かった]
 何か借り間違ったか。

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監督:水田伸生
出演者:水田伸生
出演者:阿部サダヲ、堤真一、柴咲コウ、小出早織
Story:
「舞妓」をテーマにした宮藤官九郎のオリジナル脚本を、阿部サダヲ、堤真一、柴咲コウの共演で映画化。熱狂的な舞妓ファンのサラリーマン・鬼塚公彦は、仕事を成功させ念願のお茶屋デビューを果たすのだが…。(舞妓 HAAAAN!!!)

失せ物2

2008年09月06日 | Weblog

 見あたらないものを一生懸命探している時はなかなか見つからないのに、諦めるとアレこんな所にという感じで出てくる。一生懸命の時は、思考が大雑把というか、モノに近すぎて、そこにあるのに見えていない。あっけなく、スペアキーを発見 (^^;

黒ぬこ002、4度目の乱入

2008年09月06日 | 動物

 今日の朝、10センチほどドアを開けていたら、くろぬこ002が部屋に入ってきた。4度目ともなれば、もう驚くこともない。(^^; 好きにお入りよ・・・といった感じになる。

 それほど人を恐れる風がないので、人に飼われていたことがあるのかもしれない。体が大きくふっくらしている。動きもゆっくりで、食べるのもゆっくり。ソーセージを長いことかけて食べている。堅いものは苦手のようだ。おじさん猫かしらん?

しょこたん大接近

2008年09月05日 | Weblog

 今日のお昼、すぐ近くの丸ビルで「しょこたんの絵画・イラスト作品展」をやっているというので、昼休みに覗いてみた。油絵の数は多くはないが、始めたばかりでこれだけの作品に仕上げるのはすごい。タブレットやエアブラシを使ったものもあるようで、いろいろなイメージに挑戦している様子は面白い。忙しいはずなのに何時描いたのだろうと感心する。(上の写真は、作品展の看板)

 すると、1階のフロアに人が集まっていて、何やらイベントが始まるらしい。「カウ・パレード」というものの除幕式のようだ。1人の女の子と3人ほどの男性が実物大の牛の像の前に並んで、もの凄い数のカメラマンがシャッターをきっている。
 で、その女の子がしょこたんのような気がする・・・。人の立ち姿というのは特徴があって、遠くからでも何となく分かるものらしい。何の関係があるのだろう?
 しかし、何という偶然!何というタイミング!正真正銘のナマしょこたんである。3階、2階からはよく見えるが遠い。1階に降りて約5mの距離、人と人の隙間から覗いてみる。取材のカメラがやたら多いのと、人がコンサートのファン層とは明らかに違うためか(日中の丸の内なのでコスプレをしている人はいない)、少し表情が硬いような気もする。ゲストで若い女の子が1人だけということで、遠慮している風にも見える。あまり、堅いイベントは得意ではないのかもしれない。

 で、また2階に戻ろうかと、人垣の後ろをぐるっと回りエスカレータへ向かい目を上げたところ・・・目の前1.5mに2人ほどの人に先導されてしょこたんがこちらに歩いてくる! いつの間にか、しょこたんの退出路を私は逆に歩いていたようだ。真正面。全く気が付いていなかったので驚いたの何の! 慌てて半歩下がって、道側のゲートに張り付いた。目の前50センチのところをしょこたんが歩いていった・・・テレビやブログで見るのと同じ、まーるい目鼻のかわいらしい女の子である。こんな小さな女の子がコンサートとかで頑張っているんだなと改めて感心した次第。

 あとで見ると、しょこたんもこのイベントの写真をブログに載せていた。