新しい創意工夫と実行力で…厳しい環境に立ち向かう…予算特別委員会の設置

2010年03月04日 | Weblog
     ◎藤沢市の市税収入は、平成15年度の約692億円から、景気回復や税源移譲などにより昨年度766億円まで回復しました。

    ところが…一昨年のリーマンショック以来、企業収益の悪化や個人所得の減少により今年度は約735億円…来年度は、

    約7801億円と急激な落ち込みが見込まれています。

    また…生活保護費などの社会保障関係費は増加が見込まれ…今後一層厳しい財政状況がとなっていく事が確実視されてもいます。

    少子化と高齢化の予想以上の早い進展も見られ…高齢者人口は、2035年には人口構成で32%超えると予測…

    こうした少子化・高齢化の同時進行により…新たなセーフティーネットの構築による財源も必要になります。

    本日、来年度の予算審議を行う特別委員会が設置をされました。

    税収不足を補てんする臨時財政対策債については…前年度より10億円の増となる35億円…

    財政調整基金については、8億円を取り崩し、借入金を中心とした緊急的な財源確保を行うことにより、財政非常事態とも言える状態を

    踏みしめての予算編成がされました。

    行政は常に限定された歳入の中で工夫して仕事をする…「入るを計って出るを制す」という原則が必要となります。

    単年度予算で…「使い切り予算」ですから…歳入が少なく…サービスが多くなれば…当然赤字となります。

    税収が増えたらサービスを増やし、税収が減ると削るか借金を重ねる…いわば…その日…その年暮らしでは…右肩上がりの時代と違い…

    間違いなく通用しない時代です。

    単に…あれやれ…これやれ!の議論に終始することはできない…

    変化に対応する、スピードと柔軟かつ…多様性のある思考で未来を描く時代となっています。