文化・芸術による “まちづくり” 創造都市横浜

2014年01月08日 | Weblog
◎文化芸術は、市民生活を充実させるばかりでなく、都市の活性化(観光、集客、新産業)そして横浜市の国際的な競争力にとっても大きな効果をもたらすものであり、今後の横浜市の重要な政策です。



文化芸術の分野にもっとも顕著に現れる人間の創造力は、身の回りにある不安や困難、さらに環境、平和や共存などグローバルな課題に立ち向かう力となります。横浜のような都市にとって、文化芸術は市民生活を充実させるばかりでなく、都市の活性化さらには国際的な競争力にとって大きな効果をもたらすものにもなります。

市民生活の豊かさを追求しつつ、都市の自立的発展を目指すためには、横浜の最大の強みである「港を囲む独自の歴史や文化」を活用し、芸術や文化のもつ「創造性」を生かして、都市の新しい価値や魅力を生み出す都市づくりを進めることがふさわしいと考え、文化芸術、経済の振興と横浜らしい魅力的な都市空間形成というソフトとハードの施策を融合させた新たな都市ビジョンが創造都市です。



第4回の定例会において、以下の内容で創造都市の推進について一般質問で取り上げました。

低成長の時代における、まちの賑わい、横浜経済を活性化していくには、発想の転換、付加価値を生むクリエイティブな発想が重要です。

まさに、知の集積や文化芸術のもつ創造性を生かしたまちづくりを推進するという「創造都市」の発想です。これまで、私も創造界隈拠点のBankART Studio NYKでのスクールの参加等、運営するやクリエィターの方等との意見交換も行ってきましたが、これからの時代は、文化芸術や、クリエイティブな発想でまちづくりを行うことが重要と感じています。

これまで、本市は創造都市施策を都市戦略にすえて取組を進めてきましたが、、今後、どのように創造都市施策を市の政策の中に位置づけ、進めようと考えているのか?。

また、横浜市の創造都市施策の柱の一つに「映像文化都市」があります。

映像文化都市づくりを掲げる中で、東京藝術大学大学院映像研究科を平成17年に誘致し、現在、映画専攻、メディア映像専攻、アニメーション専攻の3専攻において教育、研究が行われています。

過日、東京藝術大学大学院映像研究科を視察し、学生が作品制作に打ち込む姿が印象的でしたが、加えて大学の先生方の話も興味深く聞いてまいりました。
平成24年にアニメーション専攻の伊藤有壱(いとうゆういち)教授が、チェコの国際映画祭「第52回ズーリンフィルム・フェスティバル」で最優秀賞と観客賞を同時受賞したほか、山村浩二(やまむらこうじ)教授が、第36回香港国際映画祭で短編部門グランプリを受賞しています。

また、卒業生の和田淳(わだあつし)さんが、平成24年に第62回ベルリン国際映画祭で短編部門の準グランプリにあたる「銀熊(ぎんくま)賞」を受賞しています。
このように、東京藝術大学大学院映像研究科には優秀な人材が集まってきていることから、同大学の優秀な卒業生が横浜に根付き、活躍できることが重要であり、また、そうした教員などの持つ優れた知識や技術を地域に開放し、市民に還元していくこと、映像文化の力を横浜から発信していくことは大切です。

そこで、東京藝術大学大学院と、今後どのように協力し合い、施策を進めようと考えているのか?

との質問に対し市長からは、



中期4か年計画においては、横浜版成長戦略のひとつとして、「観光・創造都市戦略」を位置づけ、本市の強みを生かした施策を展開してきました。
こうした取組が評価され、東アジア文化都市の初代開催都市に選ばれたと考えています。
今後は、東アジア文化都市の開催を契機として、創造的産業の振興や、創造性を生かしたまちづくりを進めます。
あわせて、先進的な文化芸術を国内外に発信し、文化芸術のハブ都市に向けた取組を加速していきたいと考えています。


東京藝術大学大学院と協力した施策の進め方については、これまで、東京藝大が持つ知識や技術に市民の皆様にも触れていただけるよう、協力して地域貢献事業を実施してきた。

今後は、映像研究科の強みを一層発揮していただきたいと考えている。具体的には、子どもたちが自分でアニメーションを作成するワークショップや、東京藝大とアジアの学生が共同で作品を制作するプログラムなどを検討している。

その上で、東京藝大で学び、高度な技術を身に着けた卒業生が、横浜で活動を続け、横浜から優れた映像を発信していけるよう、連携していきたいと考えているとの答弁がありました。


私は、『文化芸術』に備わる力、人間の『創造力』が、身の周りにある不安や困難そして資源や環境、平和や共存などグローバルな課題に立ち向かう力となり、横浜らしいまちづくりを推進するものと考えています。