昨日はM神宮のお茶会に行った。
雨が降っていた。M神宮の境内に行くと雨のためか
植物の茎にカタツムリが出てきたいた。
なんという植物だろう。たぶんアジサイだと思うのだけれど。
ちょっと念のため宮司さんに確認しておこうと思って
社務所にいらした宮司さんにお尋ねするとアジサイですと
教えてくださった。
アジサイはまだつぼみだったけれどそこにカタツムリが一匹というのも
絵になるなあと思った。
アジサイは忘れるといけないので寅次郎アジサイの恋と覚えておいた。
寅次郎アジサイの恋は石田あゆみがマドンナで登場したもの。
なんか僕は自分の興味があることに関しては結構記憶力がいいような気がする。
この寅次郎アジサイの恋で寅さんが陶芸家を目指す
青年に声をかける場面がある。
「おまえ陶芸やって何年になる」と寅さんが青年に言う。
青年が5年とか6年とか答える。
すると寅さんは
「それで芽が出ないと言うことはお前、才能がないんじゃないのか」と言う。
なんか文字に起こすととても寅さんが青年にひどいことを
いっているように見えるけれど
そのときの寅さんの顔つきそして声のトーンは
本当に青年の将来を心配しているような感じだった。
才能がないならないであきらめて他の地道な道を探した方が
いいんじゃないのかというようなニュアンスだった。
そういう言葉にはならないニュアンスがあった。
寅さんは自分が地道な道を歩もうとしてそのたびに
失敗ばかりしているから、そういうところはとても敏感だ。
なんかあの場面は奥が深かったなとしみじみと思い出す。
カタツムリがいたことをM神宮にいらしていた呉服屋さんに話すと
「カタツムリって雨が振るとコンクリートのところに出てきませんか」と呉服屋さんは
言った。
「都会ではそうですね」と僕は言った。
「そうですか」と呉服屋さんは言った。
「カタツムリって飼うのむずかしいですね。
なに食べるかもわからないし」と呉服屋さんは言った。
「そうですね」と僕は言った。
「飼ったことありますか」と呉服屋さんは言った。
「ありません」と僕は言った。
「でも飼うよりも自然がいいですね」と呉服屋さんは言った。
それから呉服屋さんに夏物の着物の上の羽織を見せていただいた。
着物の上の羽織ってどういうのか正しい言い方を忘れてしまった。
呉服屋さんが持ってきておられたのは東レのポリエステル制のものだった。
「最近東レ頑張ってますよ」と呉服屋さんは言った。
「そうですね。ポリエステルでこの品質はすごいですね。
いつもユニクロの服ばかり着ているから、たまに
こういうの見て目を肥やしておかないと」と僕は言った。
「ああ、ユニクロみんなよくいきますね」と呉服屋さんは言った。
そして自分のスマホを出してユニクロのアプリを僕に
見せてくださった。
「このユニクロのアプリの使い方わかりますか」と呉服屋さんは言った。
「僕、ガラケーなのでわかりません」と僕は言った。
ユニクロのアプリの使い方を知っていたらもう少し
話がはずんだのにと僕は思った。
雨が降っていた。M神宮の境内に行くと雨のためか
植物の茎にカタツムリが出てきたいた。
なんという植物だろう。たぶんアジサイだと思うのだけれど。
ちょっと念のため宮司さんに確認しておこうと思って
社務所にいらした宮司さんにお尋ねするとアジサイですと
教えてくださった。
アジサイはまだつぼみだったけれどそこにカタツムリが一匹というのも
絵になるなあと思った。
アジサイは忘れるといけないので寅次郎アジサイの恋と覚えておいた。
寅次郎アジサイの恋は石田あゆみがマドンナで登場したもの。
なんか僕は自分の興味があることに関しては結構記憶力がいいような気がする。
この寅次郎アジサイの恋で寅さんが陶芸家を目指す
青年に声をかける場面がある。
「おまえ陶芸やって何年になる」と寅さんが青年に言う。
青年が5年とか6年とか答える。
すると寅さんは
「それで芽が出ないと言うことはお前、才能がないんじゃないのか」と言う。
なんか文字に起こすととても寅さんが青年にひどいことを
いっているように見えるけれど
そのときの寅さんの顔つきそして声のトーンは
本当に青年の将来を心配しているような感じだった。
才能がないならないであきらめて他の地道な道を探した方が
いいんじゃないのかというようなニュアンスだった。
そういう言葉にはならないニュアンスがあった。
寅さんは自分が地道な道を歩もうとしてそのたびに
失敗ばかりしているから、そういうところはとても敏感だ。
なんかあの場面は奥が深かったなとしみじみと思い出す。
カタツムリがいたことをM神宮にいらしていた呉服屋さんに話すと
「カタツムリって雨が振るとコンクリートのところに出てきませんか」と呉服屋さんは
言った。
「都会ではそうですね」と僕は言った。
「そうですか」と呉服屋さんは言った。
「カタツムリって飼うのむずかしいですね。
なに食べるかもわからないし」と呉服屋さんは言った。
「そうですね」と僕は言った。
「飼ったことありますか」と呉服屋さんは言った。
「ありません」と僕は言った。
「でも飼うよりも自然がいいですね」と呉服屋さんは言った。
それから呉服屋さんに夏物の着物の上の羽織を見せていただいた。
着物の上の羽織ってどういうのか正しい言い方を忘れてしまった。
呉服屋さんが持ってきておられたのは東レのポリエステル制のものだった。
「最近東レ頑張ってますよ」と呉服屋さんは言った。
「そうですね。ポリエステルでこの品質はすごいですね。
いつもユニクロの服ばかり着ているから、たまに
こういうの見て目を肥やしておかないと」と僕は言った。
「ああ、ユニクロみんなよくいきますね」と呉服屋さんは言った。
そして自分のスマホを出してユニクロのアプリを僕に
見せてくださった。
「このユニクロのアプリの使い方わかりますか」と呉服屋さんは言った。
「僕、ガラケーなのでわかりません」と僕は言った。
ユニクロのアプリの使い方を知っていたらもう少し
話がはずんだのにと僕は思った。