ケンのブログ

日々の雑感や日記

五月二十三日

2018年05月23日 | 日記
雨模様のお天気。
ちょっと涼しいようにも思えるけれど
けっこうむしむしするといえばむしむしする。
先週の土曜日学生の頃の友達N君とその奥さんのM子さんと食事をする。
さいしょ京都で待ち合わせてN君と二人でランチをする予定だったけれど
気づくとM子さんと一緒に来ていた。
そういえば二人がまだ結婚前に大阪の難波であったとき
さいしょN君と二人で会うつもりだったのがM子さんもなぜか
一緒に来ていた。
「いやあ、こいつも一緒に来ちゃったんだよ」とその時
N君は言った。「今日はもうしょうがないから
適当に宿をとって泊まるよ」とN君は言った。
シチュエーションがあの結婚前のときににているなと思った。
「あのときにシチュエーションがにてるね」と僕は言った。
「私は思いきってその日に行動を決めることがけっこうあるから」とM子さんが言った。
「そうね。昔からそうやったね」と僕が言った。
「車はN君が運転してきたの」と僕は言った。
「それがね、来るときは私が運転してきたの
帰りはNさんに運転してもらうわ」とM子さんが言った。
「N君もうじき定年って聞いたけど定年後も働くの」と僕は言った。
「働くよね。じっと家にいてもしょうがないもんね」とM子さんは言った。
「そうだなあ」とN君は苦笑いして言った。
「定年になったら、続けて働いても役職は離れるの」と僕は言った。
「そうだね」とN君が言った。
ランチはK女子大に上っていく坂の途中に四軒ほどレストランが
並んでいてそのうちのどこかですることになった。
僕が坂道を案内した。
二軒目の店の前で「ここにしよう」とN君が言った。
こういうところはけっこうN君決断力がある。
僕だったら四軒全部見てから決めるのに
さすがN君と僕は思った。
レストランではN君夫妻が二人でご飯中盛りってどのくらいの量なんだろう
というような話をしている。
「少なくとも大盛りとは書いてないから
150グラムから180グラムぐらいでしょう」と僕は言った。
その店はタブレットで注文する店だったので
N君はご飯中盛りで頼んだ。
M子さんはご飯の指定は特にせずに頼んだ。
料理が来た。
しばらく食べたところで
「ところでご飯どうやった」とM子さんが言った。
「いや、おまえのと変わんない」とN君が言った。
「仲がいいんだね」と僕は言った。
「もうあきらめてるもんね」とM子さんは言った。
しばらく沈黙が続いた。
息子さんは国立大学の工学部の情報工学の専攻らしい。
「俺が息子になんの勉強してるのって聞くと
息子は、おまえにはわからんやろう、といって教えてくれないんだよね」とN君は言った。
「おまえにはわからんってはっきり言ってくれるだけまだましだよ」と僕は言った。
「そんなもんかなあ」とN君は言った。
「そうだよ、そんなのどこの親子にもあることだよ。
おまえにはわからんと言ってもらえるうちが花だよ
なんにもいってくれなくなる親子の方がむしろ普通だよ」と僕は言った。
「そんなもんかなあ」とN君が言った。
「そんなもんだよ」と僕は言った。

昨日歌声サロンに参加した。
若者たちというフォークソングを歌う前に
ピアノの伴奏の先生が「最後ゆっくりのばしましょか
それともすっといきましょか」とおっしゃった。
「どちらでもお好きに」と歌の先生は言った。
伴奏の先生は最後かなり音を伸ばして
低音をかなり強く厚く鳴らす伴奏をなさった。
「なんか若者たちがすごい大曲のような伴奏でしたねえ、本当に
N先生はいろいろしてくださるから」と歌の先生は言った。