ケンのブログ

日々の雑感や日記

五月二十日

2018年05月20日 | 日記
今日は歌声サロンのN先生のピアノデュオコンサートに行った。
ピアノデュオ3組計6人が出演してN先生はそのうちの
一組だった。
N先生がSさんとデュオを組んで演奏されたのは
ラフマニノフの交響的舞曲第一楽章。
先生は音楽のモチーフをそれがモチーフであると
わかるようにバシッとお弾きになるので聴いていて
気持ちがいい。
僕の好きなタイプの演奏。
穏やかなところと激しいところのコントラストも
よく出ている。すごいなうまいなと思った。
続いて演奏されたのがピアソラのオブリビオン。
こちら方はピアソラっていいなと思っているうちに
演奏が終わってしまった。
ボーッとしているうちに演奏が終わってしまうというのも
僕によくあるパターンかなと思った。
次に演奏されたのがモーツァルト グリーグ編曲
ピアノソナタK545
こちらの方はいかにグリーグの編曲とはいえ
モーツァルトのシンプルな原曲に音を
付け加えてそれで原曲を越えることは
決してないなと思っているうちに演奏が終わった。
でも、ラフマニノフがよかったので今日は
それが収穫かなと思った。
帰りにロビーに立っているN先生によかったと
言おうとしたのだけれど先生はみんなの
挨拶を受けるのに一生懸命でなにかを
語りかける余裕がなかった。
その時、目の前に歌のD先生とばったり顔を会わせた。
「先生も来てらしたんですか」と僕は言った。
「ええ」と先生は言った。
「N先生よかったですね。バシッと音が出ていて
穏やかなところと激しいところのコントラストもよく出てましたね」と僕は言った。
「そうですね」とD先生はにっこりしておっしゃった。
N先生に言いたかったことをD先生に言ってしまったけれど
それもまあいいかと思った。