ケンのブログ

日々の雑感や日記

出生数の減少

2021年09月16日 | 日記
新聞に2020年の出生数が84万人程度 2021年生まれは70万人台になることが確実視されていると出ている。

コロナの影響と考えられるという。

僕が予備校に就職した頃、1972年生まれくらいの生徒が来ていたけれど、その年代の出生数は200万人を超えていたと思う。

本当にいろんな予備校があって、校舎に生徒が溢れかえっていた。

今から思うと、その当時の生徒がいわゆる団塊ジュニアと言われる世代なんだなと思う。

やがてときがたち、団塊ジュニアの世代の人とも一緒に働くようになった。

その世代の社員の人が僕に言った言葉が忘れられない。

「僕達は出生数の多い世代なので、受験でも苦労したけれど、同じ世代の人口が多いというのは受験だけでなく一生ついてまわるんです」と。

そのとき言われてみればそのとおりだなと思った。

そして、その世代の人ももう順番に50歳代に突入していく。

もう若くないどころか、会社では、そろそろ、若い人たちから、影で(そして日向で?)からかわれたりする年齢になっている。

年金をもらうということになっても、きっと同年代の人口が多いということは影響するだろう。

しかし、出生数70万人台って、団塊ジュニア世代の3分の1程度と思うと、この世代の人は、同年代の人口が少ないということがやはり一生ついてまわるのかと思う。

もちろん、出生数が少ないということはその世代の人だけの問題ではなく、社会全体の問題だけれど、、、。

最近の大学入試の広告を見ると、出生数が落ちてきて、もう、大学も生徒集めに苦労していることを隠そうともしないような広告になっていると感じる。

予備校に勤めていたから、やはり、大学入試関係の広告は、電車の中でも、そして新聞でもどうしても目につくから。

そして、特に私立大学を出た人に大学の名前を聞いて、たとえそれが有名大学であっても、もう大学の名前はそんなに気にならなくなってしまっている自分がいることに気づく。

有名大学でさえ、いろんな種類の入試があり、大学の偏差値などというものは、それほどあてにならないということをいろいろ経験しているから。

大学の名前よりも、むしろ高校のほうが気になってしまうことがある。

なぜなら、高校は今でも基本は5教科の入試だから、、、。

そういうことが気になるのは僕の職業病かもしれないけれど、、、。

出生数が70万人台という記事を見た上で新聞のページをめくっていくと、60歳以上で増えているという皮膚が乾燥する症状を緩和する皮膚薬の全面広告が出ている。

本当に、最近は、新聞の全面広告といえば、シニア向けの健康食品、シニア向けの保険、そんなのばかりだなと思う。

それは、60歳を超えると皮膚が乾燥して、かゆくなると新聞の全面広告に出ていると、急に気になってかゆくなってくるという人もでてくると思う。

それがあらたな皮膚の症状の患者を生み出したりすることもあるだろう。

僕もその新聞広告を見た瞬間、思わず頭がかゆくなってきて、かいてしまったから。

間寛平のように心のなかで「かいーの」と思いながら、、、。

でも、今さら、健康食品、保険と言っても、なんか、ピンとこない。

歳だと諦める前に というキャッチフレーズの健康食品の広告を見ても、歳だと諦めたほうがよいことも多いと感じるし、保険とギャンブルは確率計算上は必ず胴元が勝つ。

支払った保険料よりも、支払われる保険金のほうが全体では少ないから、保険会社に利潤が出る。

植木等の歌にも
“”馬で金儲けしたやつはないよ わかっちゃいるけどやめられない“”というフレーズがあった。

つまり、確率的な期待値では保険とギャンブルは入ると(やると)損をするようにできている。

この歳になって、なにもわざわざ確率計算上損をするとわかっているお金の使い方はできれば避けたいなと思うし、、、。

今は、IT化がすさまじい時代だけれど、一般にこういう技術って、年配の人は習得するのが精一杯で、うまく使いこなすところまで知恵が回らないという事が多い。

若い人が少ないということは、ITなどでも、本当に有益な使い方はなにかというアイディアが生まれてこないのではないかと危惧してしまう。

事実、アプリの会員証とか、お店のポイント制度とか、本当に逆に非効率なのではないかと思ってしまうことが多い。

きっと、こういうところにも若い人の人数がすくないということが大きな影響を与えているのではないかとなんとなくそう思ってしまう。

そんなこと、思っていてもなるようにしかならないのだけれど、、、。

それはともかく いちにち いちにち 無事に過ごせますように、それを第一に願っていきたい。