1日は「映画の日」で1000円。
水曜日はレディースデイで1000円。
今日は3月1日、水曜日。
何か損をした気分。
1日で1000円。水曜日だからその半額で500円ならいいのにね。
文句言いながら、雨の中、映画に行ってきました。
「ウォーク・ザ・ライン」君に続く道
僕は ずっと昔から 君が好きだった
さてさて、来てみたけれど何を観ようかな~?
スーパーの閉店セールで買う予定のものはないけど、行かなくちゃ。一杯買ったけれど、夕飯のメニュー何にしようか・・・みたいな感じ。
で、結局、「ウォーク・ザ・ライン」を観ました。
何の予備知識もなかったのが良かったです。
ビートルズ・ボブディラン・ローリングストーン・U2等すべてのアーテストに多大な影響を与えたミュージシャン、ジョニー・キャッシュの挫折と成功のサクセスストーリーです。
恥ずかしいんですが、ジョニー・キャッシュという人、全然知りませんでした。
この主人公を演じたのがホアキン・フェニックス。
「炎のメモリアル」で消防士の役を演じた人。
彼が奥さんがいながらずっと憧れていた女性シンガー、ジューン・カーターにリーズ・ウイザースプーン。
この二人の歌声がとびっきりいいんですね。
吹き替えかなと思っていたのですが、なんと半年間ボイストレーニングをしたそうです。
この歌を聴くだけでも、1000円、惜しくないです。
ストーリーは上のホームページ見てください。(又手を抜く)
シンデレラマンを観た時もそうでしたが、どうしても主人公よりその主人公に関わっている女性の心理に思いをはせてしまいます。
彼と小さな幸せだけを平凡な幸せだけを願っている妻。
彼の夢より現実が大切な妻。
彼の奥さんは、彼にスターになって欲しいなんてこれっぽちも思っていなかったんですね。
普通の女性はそうですよね。夢だけでは食べていけませんものね。
シンデレラマンの奥さんと大きく違っていたのはここ。
やっぱり奥さん子供を連れて出ていちゃいました。
親とも深い溝があり、彼は孤独です。
彼の希望の星は、子供の時からラジオから流れていた歌声の主ジューン・カーター。
愛を伝えても伝えても拒絶され、拒絶されるたびに薬に救いを求めてしまう彼。
薬物中毒により、スターの座から、真っ逆さま。
何もかもなくした彼。
その彼を救ったのは、彼の愛を拒絶し続けたジューン。
彼を救い出しはしたのですが、プロポーズはNO。
ここら辺の彼女の心理も同じ女性としてよくわかりますね。
彼女自身にも養わなければならない家族がいる。
その上何時又、道を踏み外すかわからない危なっかしい彼を見守り続けるのは相当の覚悟がいります。
しかし、ステージの上で再度プロポーズ。
あれでは断れません、誰だって。ましてや愛していれば。
その後彼は親との関係も修復し、音楽界でも成功をおさめたそうです。
この映画で1番感動したセリフ。
彼がどん底の時、彼の親も彼女も彼を残して立ち去ろうとした時、彼女の母親が
「行ってあげなさい、貴方まで彼を見捨てるの?」
言えませんよね、この言葉。関わりなさんな(←あれ、これ方言?)とは言っても。流石しっかりした彼女を育てた母親だと思いました。
この作品アカデミー賞、主要5部門にノミネートされています。
今月末の発表が楽しみです。
お暇な時間がありましたらチラッといえいえじっくりと観て、二人の歌声を聴いてください。お勧めですよ。
今日の私の小さな幸せ
いい映画を観た事。
サントラ版ほし~い。