小紫式部
紫式部の花より、葉も実も小さい。
秋には、紫色の可愛い実ができます。
写真に撮りたいのですが、毎年鳥に食べられてしまいます。
実っていうのは、見つかりにくい色のものと、小紫式部の紫のように、遠くからでも目立つ色をしているのがあります。
派手な色で、鳥を誘って、食べてもらう。
そして、どこかに落としてもらおうっていう狙いがあるんですね。
私も、もし実のなる植物に生まれ変わるのなら、きっと、カープのようなド派手な真っ赤な実になって、鳥に運んでもらうタイプですね、きっと。
どう考えても、目立たずに熟していき、ひっそりと地に落ちて、そこで子孫を残す・・・。
あ~無理無理。
紫式部と言えば、源氏物語。
先日、美容院で
という本を手に取りました。
この本に、林真理子さんの
という連載が載っています。
7月号は、「末摘花」
沢山の美しい女性を愛した光源氏。
が、彼女は今風に言うなら、ものすごくぶちゃいくだったんですね。
どんな風にぶちゃいくだったかというと、
ビジュアル源氏物語から
末摘花の容姿
あきれるほど高く長く伸び、先がすこし垂れて赤く色づいている鼻。
とてつもなく広い額に下半分も長い顔。
胴長で猫背。
衣の上からでも痛々しいほど骨張ってやせている。
雪も顔負けの肌の白さは青白いといったほうがいいほど。
しかし、紫式部もよくま~ここまでの女性を作りだしたものですね。
でも、髪はとっても綺麗だったんですって。
それくらいじゃフォローになってないですけどね。
あの時代、顔を見ずに恋愛をするから、光源氏がそんな彼女の顔を見たのは、大人の関係になってから。
雪明かりで、彼女の顔をはじめて見たんですね。
さすがの彼も腰はひけますが、親も後見人もいない貧しい彼女の面倒を後々までみるんですね。
こういうところが、光源氏の魅力。
でも、末摘花っていう名前はほんと可愛いな~。
今日の私の小さな幸せ
雨が降っているので、涼しい。
稲庭うどんをお付き合いで買わされました。
冷やしうどんにして食べたら、美味しいこと。
さすが、稲庭うどんやね~。
お世話してくださった方、ありがとうです。