実在のパレスチナ・ガザ地区出身の歌手、ムハンマド・アッサーフの半生を映画化した『歌声にのった少年』のハニ・アブ・アサド監督にインタビュー取材。
『パラダイス・ナウ』『オマールの壁』でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたアサド監督は日本映画が大好きだった。
「一番好きな日本映画は溝口健二監督の『雨月物語』です。小津、黒澤、溝口から始まって、北野武、是枝裕和、園子温、三池崇史、滝田洋二郎…。こうした映画を通して、僕は日本を知ることができました」
「たとえ同じ国を100回訪れたとしても、自分がストレンジャーだという気持ちは拭えないかもしれませんが、その国の映画を見ることで、気持ちの上でつながることができれば、その国を訪れた時の感覚は全く違うと思います。ですから僕は、今こうして日本にいても強い親近感を持っています」
詳細は後ほど。