思いのほか楽しめた
前作までのダニエル少年(ラルフ・マッチオ)に代わって、この映画では少女ジュリー(ヒラリー・スワンク)がミヤギ(ノリユキ・パット・モリタ)に弟子入りする。
相変わらずの珍妙な修行風景、ジャック・ニコルソンを極悪にしたような顔つきのマイケル・アイアンサイドが演じる敵役の壊れた性格、『天使にラブソングを』(92)の尼僧をまねたような禅僧たち、など突っ込みどころ満載。今やカルトムービー扱いの珍品だが、思いのほか楽しめた。
今となっては、スワンクが後に『ミリオンダラー・ベイビー』(04)でボクサーを演じる下地が垣間見れたようで楽しかったし、先日『騎兵隊』(59)で再会したコンスタンス・タワーズがジュリーの祖母役で端役出演していたのには驚いた。
パット・モリタもすでに亡くなって久しいのだなあ。