田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』

2018-03-15 08:22:24 | 新作映画を見てみた
 山田洋次監督によるシリーズ第3作。



 3は周造(橋爪功)版の『ホーム・アローン』(一人で留守番)とのうわさもあったが、1の熟年離婚問題、2の高齢者ドライバーや無縁社会の問題に続いて、今回は専業主婦の労働問題が“喜劇”の中で描かれる。

 タイトルの「妻よ薔薇のように」は、成瀬巳喜男監督の『妻よ薔薇のやうに』(35)から取られているのだろうし、劇中には、成瀬が映画化した林芙美子の『めし』の引用や、黒澤明監督の『生きる』(52)のパロディシーンもある。今回の表向きの主役は平田家の主婦である史枝役の夏川結衣だが、裏主役は家族の絆を取り持つ次男・庄太役の妻夫木聡だろう。

 最近は、一つ年上のクリント・イーストウッドが映画を撮れば、負けじと山田洋次も撮るという感じになってきた。本当にこのじいさんたちはすごいと言うべきか。

 詳細は後ほど。

『家族はつらいよ』について書いたコラム 2016.3.12.は↓
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b7488534eef43b532b745dc52669d2e6

『家族はつらいよ2』について書いたコラム 2017.5.27.は↓
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/5ee2efd9a006f6f6243ed0abaa763857
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ホーキング博士を描いた『博士と彼女のセオリー』

2018-03-15 07:16:25 | 映画いろいろ
 車いすの天才物理学者と呼ばれたスティーブン・ホーキング博士が亡くなった。彼の半生を描き、演じたエディ・レッドメインがアカデミー賞を得た『博士と彼女のセオリー』はとてもユニークな映画だった。



 公開時に書いた『博士と彼女のセオリー』関連のコラム

アカデミー賞に見る“実話映画”の流行について 2015.2.28.↓
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/827cab23cd0d90c5560a58ba52ddf7b8

『イミテーション・ゲーム~』と『博士と彼女のセオリー』 2015.3.14.↓
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/b0d61b863bb1a95d0133eab02484bbf1
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