田中雄二の「映画の王様」

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【インタビュー】『ロストケア』松山ケンイチ&長澤まさみ

2023-03-21 09:01:23 | インタビュー

 ある民家で老人と介護士の死体が発見された。捜査線上に浮かんだのは死んだ介護士と同じ訪問介護センターに勤める斯波宗典。彼は献身的な介護士として介護家族に慕われる心優しい青年だった。検事の大友秀美は、斯波が務める訪問介護センターで老人の死亡率が異常に高いことを突き止める。大友は真実を明らかにするべく斯波と対峙する。

 葉真中顕の日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作を前田哲監督が映画化した『ロストケア』が、3月24日から全国公開される。本作で、介護士の斯波を演じた松山ケンイチと検事の大友を演じた長澤まさみに話を聞いた。

松山ケンイチ&長澤まさみ、42人を殺した介護士とそれを裁く検事役で初共演
「男女でも、言論での殴り合いが本気でできるんだなと思った」

https://tvfan.kyodo.co.jp/?p=1374419&preview=true

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「BSシネマ」『ロビン・フッド』

2023-03-21 06:35:28 | ブラウン管の映画館

『ロビン・フッド』(91)(1991.10.3.丸の内ルーブル)

 

2人のケビン

 十字軍遠征から帰還した英国貴族のロビン(ケビン・コスナー)は、獅子王リチャード(ショーン・コネリー)不在の中、変わり果てた故郷の姿に驚く。圧政を強いるノッティンガムの代官(アラン・リックマン)に立ち向かうため、ロビンはシャーウッドの森を居城として、仲間たちと共に戦いを始める。

 『フィールド・オブ・ドリームス』(89)『ダンス・ウィズ・ウルブス』(90)と、立て続けにアメリカの象徴を演じたケビン・コスナーが、なぜ今さらロビン・フッドなのかという疑問が拭い切れず、実のところ、見ようか見まいか迷っていたのだが、監督がケビン・レイノルズと聞いて見ることにした。

 なぜなら、コスナーの出発点は、レイノルズと組んだ、こちらにとっては少々思い入れがある青春映画『ファンダンゴ』(85)であったのに、その後、スターとなったコスナーに比べて、レイノルズは不遇であり、全く立場が違ってしまった2人が、再びコンビを組んだことに興味を持ったからである。

 そんな、少々感傷的な思いを抱きながら見始めたわけだが、映画の方は、こちらのそんな思いはどこ吹く風の明朗活発な娯楽作品として仕上がっていた。

 中世を舞台にしたストーリーに、最初はちょっと戸惑ったが、ストーリー展開がどんどん加速して、いつの間にか中世という時代背景を忘れて、単純に面白い冒険活劇を見せてもらったという印象に落ち着いた。

 俳優陣も、コスナーを脇で支えながら、おいしいところを持っていった相棒役のモーガン・フリーマン、ロビンとマリアン伝説を今風に再現し、キャリアウーマン的なマリアン像を構築したメアリー・エリザベス・マストラントニオ、『ダイ・ハード』(88)とは色合いが異なる、少々間抜けな悪党を演じたアラン・リックマンらが奏でたアンサンブルもなかなか楽しかった。

 聞けば、レイノルズをこの映画の監督に推薦したのはコスナーであり、『ダンス・ウィズ・ウルブス』にもレイノルズは“隠れ監督”として協力したらしい。

 意地悪く考えれば、コスナーのお抱え監督になってしまったともいえるが、良く言えばコスナーとの友情の証と取れないこともない。そう考えると、この映画の楽しさは2人のケビンの相互作用によるものだったのかもしれないとも思える。

 さて、この映画を見て『七人の侍』(54)を思い浮かべたのは、自分ばかりではあるまい。いまや『七人の侍』は、西洋の歴史活劇の手本にもなっているのだ。

【今の一言】“2人のケビン”の友情の終焉は『ウォーターワールド』(95)で訪れた。


『ウォーターワールド』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ffb6325d5aeb0fba5acb7b4bd8467fcb

『ファンダンゴ』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/fe95a89c8e3090a60078915b391cca93


 

 

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「BSシネマ」『ベイブ』

2023-03-21 06:15:37 | ブラウン管の映画館

『ベイブ』(95)

 農場主のアーサー(ジェームズ・クロムウェル)にもらわれた豚のベイブは、牧羊犬のフライと仲良くなり、農場でのルールを学んでいく。ある日、ベイブは羊泥棒を発見する手柄を立て、アーサーはベイブを“牧羊豚”として訓練することにする。

 製作・脚本は『マッドマックス』シリーズのジョージ・ミラー。ミラーは後にペンギンを主人公にしたCGアニメ『ハッピーフィート』(06)も監督している。


『文化の泉』から

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