田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

『東京人』2023.4.特集「特撮と東京 vol.2 ミニチュア特撮の世界」

2023-03-14 11:22:40 | ブックレビュー

 うたい文句は「最近の特撮映画で破壊される東京の街はほとんどがCGだが、かつては本物そっくりの建物や街のミニチュア模型を使った特殊撮影が主流だった。特撮映画に描かれたリアルな東京から、世界に誇るものづくりとしての特撮美術を紹介する」

 『ゴジラ』(54)の各所、『モスラ』(61)の渋谷と東京タワー、『サンダ対ガイラ』(66)の羽田空港、『キングコングの逆襲』(67)の東京タワー、『ゴジラ』(84)の新宿…。

 印象に残った記事は「特撮美術監督 井上泰幸の仕事」。古い映画を見ると、そこに映る失われた風景に感慨を覚えるが、なるほど、破壊されることが圧倒的に多いミニチュアワークにも同じことがいえるのだなあと改めて思った。

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WBCチェコチーム→アレクサンダー・カートライト→映画でたどる世界遺産

2023-03-14 08:46:18 | 名画と野球のコラボ

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本対チェコ戦は見ていて実に面白かった。何しろ、160キロ越えの佐々木朗希と120キロそこそこのオンドジェイ・サトリアが投げ合い、どちらも好投を見せたからだ。もちろん、球速は速いに越したことはないが、たとえ速くなくてもバッターを抑えることはできるということ。それこそが野球の面白さ、奥深さにほかならない。

 そのチェコ代表は、選手のほとんどが生活のために仕事を持ちながら野球をしているという。大谷翔平とは違う意味での“二刀流”だ。彼らの職業は、金融関係トレーダー、体育教師、セールスマン、消防士、学生などさまざまで、監督は神経科医だという。

 さて、19世紀に現代の野球のルールを確立したとされるアレクサンダー・カートライトは消防団員で、団員のレクリエーションとしてタウンボール(野球の基)を導入し、1842年にタウンボールを楽しむ社交クラブとして「ニッカーボッカー・ベースボール・クラブ」を設立した。だから“野球の父”と呼ばれている。
 
 つまり、チェコチームは、プロができる前の野球の原点、野球本来の姿を体現しているといってもいいのだ。だから、彼らの姿はわれわれ野球ファンの琴線に触れるのかもしれない。


 実際にチェコに行ったことはないが、こんな記事を書いたことはある。
『シネマアベニュー 文化の泉』vol.5映画でたどる世界遺産


『アマデウス』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/e436083c28ccf2851c502c9319b91dfc

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「BSシネマ」『LION/ライオン~25年目のただいま~』

2023-03-14 06:16:46 | ブラウン管の映画館

『LION/ライオン~25年目のただいま~』(16)(2017.2.1.GAGA試写室)

“いい話”も工夫がなければ“いい映画”にはならない
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/week-movie-c/1103633

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