田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

『シング・フォー・ミー、ライル』

2023-03-16 14:23:32 | 新作映画を見てみた

『シング・フォー・ミー、ライル』(2023.3.15.ソニー・ピクチャーズ試写室)

 ニューヨークの古びたペットショップを訪れたショーマンのヘクター(ハビエル・バルデム)は、奇跡のような歌声を持つ小さなワニのライル(歌:ショーン・メンデス)と出会う。ヘクターはライルを相棒にしようとするが、ライルのステージ恐怖症が判明すると、ライルを残して去ってしまう。

 それから数年がたったある日、成長したライルが隠れ住む家に少年ジョシュ(ウィンズロウ・フェグリー)と両親(スクート・マクネイリー、コンスタンス・ウー)が引っ越してくる。歌うことをやめていたライルは、次第にジョシュと心を通わせていく。

 アメリカの児童文学作家バーナード・ウェーバーの絵本『ワニのライル』シリーズを実写映画化したミュージカル。監督はウィル・スペック&ジョシュ・ゴードン。劇中曲の作詞・作曲をベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが担当。

 そもそも、人間のペットになるクロコダイル、しかも歌を歌うという突拍子のなさに面食らうが、まあこれは『パディントン』などのワニ版ということなのかな。
 
 捨てられたペットのワニが狂暴化して人を襲う『アリゲーター』(80)などという映画もあったが、実際のところ、隠れては虫類を飼われるのはぞっとしないので、心底親しめないところもあった。

 また、今回は、吹き替え版(ヘクター:石丸幹二、ライル:大泉洋)で見たので、オリジナル曲の良さがいま一つピンとこなかった。その分、既成曲の「愛しのデューク」(スティービーワンダー)、「クロコダイル・ロック」(エルトン・ジョン)が流れると安心するところもあった。昔の吹き替えは、歌はそのまま残したが、今時は全て吹き替えてしまう。これでは“別の映画”になってしまうような気がするのだが。

 “似合わない役”をバルデムが頑張って演じていた。

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【インタビュー】『シャザム!~神々の怒り~』ルーシー・リュー&レイチェル・ゼグラー

2023-03-16 08:01:02 | インタビュー

 実は最強なのに、中身は子どものヒーロー・シャザム(ザッカリー・リーバイ)と、迫り来る“神”との闘いを描く、DC最新作のバトル・アドベンチャー『シャザム!~神々の怒り~』が、3月17日(金)から日米同時公開となる。

 今回シャザムと相対するのは、“神の娘”の三姉妹。三者三様の個性でシャザムを翻弄するのは、冷酷で聡明な長女ヘスペラ(ヘレン・ミレン)、凶暴で野心が煮えたぎる次女カリプソ、姉妹の中でも異端で謎だらけの三女アンというくせ者ぞろい。今回は、カリプソとアンを演じたルーシー・リューとレイチェル・ゼグラーに話を聞いた。

「これは遊び心と喜びにあふれた映画」
https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/interview/1376422

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「午後のロードショー」『ミリオンダラー・ベイビー』

2023-03-16 06:20:39 | ブラウン管の映画館

『ミリオンダラー・ベイビー』(04)

スポ根ドラマと尊厳死問題の二重構造
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/fda3e6ff2f421f1323a77b496e0612d0

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