田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

【ドラマウォッチ】「下剋上球児」(第8話)

2023-12-04 17:52:27 | ドラマウォッチ

「鬼の山住、仏の南雲から、鬼の南雲、仏の山住に変わった」
「山住先生が心配」

https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1414534

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『サンクスギビング』

2023-12-04 10:00:23 | 新作映画を見てみた

『サンクスギビング』(2023.11.30.ソニー・ピクチャーズ試写室)

 感謝祭発祥の地とされる米マサチューセッツ州プリマス。年に1度の祭りで町が沸き立つ中、ショッピングセンターで暴動が起き、多数の死傷者が出る。そして1年後の感謝祭の日に、ダイナーで働く女性が何者かに惨殺される事件が起こる。その後も住民たちが残酷な方法で次々と殺されていく。

 街中が恐怖に凍りつく中、高校生のジェシカ(ネル・ベルラーク)たちは、ジョン・カーバー(プリマス植民地の初代総督)を名乗る謎の人物のインスタグラム投稿に自分たちがタグ付けされたことに気付く。投稿を確認すると、そこには感謝祭の豪華な食卓にジェシカたちの名札が置かれていた。

 クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスがタッグを組んだ『グラインドハウス』(07)内に収録されたイーライ・ロス監督によるフェイク予告編「感謝祭(Thanksgiving)」を、ロス監督自らのメガホンで長編映画化。町の保安官役にパトリック・デンプシー、ほかにアディソン・レイ、マイロ・マンハイムらが共演。

 スプラッターホラーということで、首やはらわたや血しぶきが飛びまくる。刺され、斬られ、七面鳥の代わりに焼かれる女もいる。いやはやグロいことこの上なく18禁になるのも当然といった感じだが、なぜか嫌悪感は浮かんでこない。むしろ何だかおかしくて笑ってしまうのだ。ゾンビ物もそうだか、ホラーとコメディは紙一重の意をさらに強くした。

 そもそも発端となるショッピングセンターの暴動の原因が景品のワッフルメーカーの取り合いというのは、もろに喜劇である。加えて、一応犯人捜しのミステリー的な面白さもあるが、犯人の動機も短絡的でおかしいところがある。

 ロス監督は「殺りくについて、どうすれば自分たちを凌駕できるかと考える。自分たちだけではなく、他のどの映画も超えなければならない。最高の殺しをすることは、私たちにとって名誉なこと。ホラー映画を作るたびに、偉大なホラー作品に殿堂入りするチャンスが生まれる。そのチャンスを逃す手はない。故に、全ての殺りくにおいて、われわれは傑作を生み出そうとするのだ」

 また「自分が『ううっ』となる感覚を持たなければならない…。私は映画の残虐シーンに対して、非常に高い耐性を持っている。もし、そのシーンが私自身を動揺させるのであれば、それは観客に効果的なのだ」と語る。まさに確信犯だ。

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「午後のロードショー」『ドク・ハリウッド』

2023-12-04 08:30:32 | ブラウン管の映画館

『ドク・ハリウッド』(91)(1991.10.15.丸の内ルーブル)

 外科医のベン・ストーン(マイケル・J・フォックス)は、ワシントンの病院でERに勤務していたが、ビバリーヒルズで高収入が得られる美容整形外科医になることにする。

 ところが、車で西海岸に向かう途中で道に迷い、田舎道で事故を起こしてしまう。事故の代償として、医者不足で悩んでいた小さな田舎町グレイディの病院で無料奉仕をする羽目に。そこでルー(ジュリー・ワーナー)やナンシー(ブリジット・フォンダ)と知り合ううち、ベンは本当に大切なことに気付いていく。

 この映画、よく言えば、先頃亡くなったフランク・キャプラ監督作品に見られるような、メルヘンタッチの牧歌調映画の現代版となるのだろうが、残念ながらそうは言い切れない物足りなさを感じた。

 何より、マイケル扮するベン(ベン・ケーシーへの皮肉か)の人生を一変させるヒロイン役のワーナーにあまり魅力がないのに、彼女に対する比重が大きいものだから、素直に入り込めないところがあったし、その分、魅力的な町民たちの描写が生かされなかった感じがした。

 前作『ハード・ウェイ』(91)に続いて、マイケルはそこそこ頑張っていただけに、ちょっと残念な気がしたのだが、アメリカ映画が過激なアクションやホラーとは別に、こうした心の回復劇を再び作ろうとしている姿勢には好感が持てる。

 ただ、そこにはもはやキャプラやジェームズ・スチュワートのような圧倒的な説得力を持った具現者がいないので、ストレートで勝負ができず、変化球を混ぜてごまかしたような映画になってしまうのかもしれない。時代が違うと言われればそれまでだが…。


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山田太一の映画『この子を残して』『キネマの天地』『異人たちとの夏』

2023-12-04 00:11:49 | 映画いろいろ

『この子を残して』(83)

監督は師匠の木下惠介
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0e3d6ab3ca2d0e15104a23f37d898a6c


『キネマの天地』(86)

井上ひさし、山田洋次と共同
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/eb45e445cd531c40c5c4d582585f28b3


『異人たちとの夏』(88)

原作のみ。監督・大林宣彦、脚色・市川森一
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/ebf6cf3f82b714e47f0345da464031fd
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/6d37fc7e08e6766c3d521453efa478e5

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