田中雄二の「映画の王様」

映画のことなら何でも書く

突っ張りの寺尾

2023-12-18 23:16:25 | スポーツ

 錣山親方(元関脇・寺尾)が亡くなって、井筒三兄弟(鶴嶺山(元十両)、逆鉾(元関脇)、寺尾)は皆鬼籍に入ってしまった。自分とは同世代なだけに寂しい思いがする。

 小柄で細身の寺尾は、大型力士を相手に、回転の速い突っ張りを武器に活躍した。横綱千代の富士との真っ向勝負や、巨漢・小錦との対戦、そして当時18歳の貴花田(後の横綱貴乃花)との初対戦に敗れ、悔しさのあまりさがりを花道に叩きつけた姿も印象に残っている。

 昭和38年生まれの寺尾は、いわゆる「花のサンパチ組」と呼ばれた中の1人で、ほかには双羽黒(第60代横綱)、北勝海(第61代横綱)、小錦(大関)、琴ヶ梅(関脇)、孝乃富士(小結)がいたが、結局相撲協会に残ったのは、現理事長の八角(北勝海)と錣山(寺尾)だけだった。

 ところが、錣山は例の貴乃花問題に連座して失脚し、それから深酒をするようになったという。何やら、八角を除けば、あまり幸せではない一団という感じがする。そんな彼らにとって大きな壁となった千代の富士(九重親方)も今は亡い。


突っ張りの麒麟児
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/0c860c66911ea0cc47dad5042d128ff4

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【ドラマウォッチ】「下剋上球児」(第10話・最終回)

2023-12-18 11:46:28 | ドラマウォッチ

「日本一の下剋上を見せてもらいました」
「『諦めなければ次がある』という言葉に勇気をもらった」

https://tvfan.kyodo.co.jp/news/topics/1416195

 

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「午後のロードショー」『グレムリン2/新・種・誕・生』

2023-12-18 08:30:35 | ブラウン管の映画館

『グレムリン2/新・種・誕・生』(90)(1990.8.18.丸の内ピカデリー2)

 あーあ、また続き物だよ。ハリウッドももう完全に開き直っているんだなあ。でも、アメリカ映画を中心に見ているこちらとしては、注目の監督や新進の監督が平気で続き物を作るのだから、全く無視するわけにもいかず、こうして足を運んでしまうのだ。と一通り現状を嘆いてから本題に入るとするか。

 この映画は前作と同じく監督はジョー・ダンテ、主役の2人(ザック・ギャリガンとフィービー・ケイツ)も変わらないということで、違和感なく入り込めた。

 新味は、前作の田舎町から大都会ニューヨークに舞台を移した点で、ハイテクタワーに対する皮肉やさまざまなパロディが盛り込まれ、製作のスピルバーグとダンテの遊び心が隅々にまであふれている。

 ただ、ジョー・ダンテという監督について回る、グロテスクでふざけ過ぎというイメージを拭い切れない者にとっては、またやってくれたなという見方もできる。そのあたりの収拾の付け方が、まだ自分の中では定まっておらず、彼の作風にもう一つ素直に乗り切れないものを感じてしまうのである。

【今の一言】この時はついでだってことで『ロボコップ2』をはしごして見たのだった。ここでのハイテクタワーのモデルはトランプタワー。まさか彼が大統領になるとは…。あの頃から見ればまるでSFだ。


『グレムリン』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/35c9ec67797fb80dbfd442e67c272fca

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レッドソックス、86年ぶりにワールドシリーズ制覇 野茂ボストンに復帰か

2023-12-18 07:24:15 | 名画と野球のコラボ

レッドソックス、86年ぶりにワールドシリーズ制覇 野茂ボストンに復帰か(2004.10.29.)

 86年ぶり! ついにレッドソックスがやった!! それもストレート勝ちだ。長い呪縛が解ける時は案外こんな風にあっけないものかもしれない。オレが初めてテレビで見たワールドシリーズは、1975年のレッドソックス対レッズ。中でも第6戦のカールトン・フィスクのサヨナラホームランが忘れられない。

 だからオレにしてもここまで30年はかかっているわけだ。その間、野茂英雄やイチローや松井秀喜がメジャーに渡って、オレも随分浮気? をしたが、心の奥では今でもこのチームが一番好きだ。

 さて、まずはビル・バックナー良かったね。これで例のトンネルのシーンが流されることもあまりなくなるでしょう。本来あなたは名選手だったのだから。

 ペドロ・マルチネス、ひょっとしたらレッドソックスでの最後のシーズンになるかもしれないけど良かったね。ロジャー・クレメンスも野茂も、誰一人として成し得なかったレッドソックスのエースピッチャーとしてのワールドシリーズ制覇を遂に達成したね。

 その他、レッドソックスに在籍したすべてのスタッフ、選手たち、そして長く待ったファン諸氏、みんなおめでとう。ところで、ドジャースから戦力外を通告された野茂のレッドソックス復帰がささやかれている。なんとかもう一花咲かせてほしいものだが。

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大河ドラマ「どうする家康」最終回

2023-12-18 00:13:42 | 大河ドラマ

大河ドラマ「どうする家康」最終回

 最初は、映画『レジェンド&バタフライ』同様に、古沢良太の脚本に納得できず、何度か脱落しかかったのだが、途中から、これは徳川家康(松本潤)を主人公にした一種のファンタジーなのだと思って見ることにしたら、何だか見るのが楽になった。

 ファンタジーだから、史実を無視しても構わないし、何が起きてもおかしくはない。よく言えば自由だが、悪くいえば暴走。特に織田信長(岡田准一)と豊臣秀吉(ムロツヨシ)の描き方がひどかったのだが、要は家康を悪者にできないと考えれば、こうなるということか。一方、家康と家臣団との絆のくだりは、途中から面白くなった。そして、この脚本の家康という面から見れば、松潤は案外適役だったと思う。

 最後は、血なまぐさい大坂夏の陣から一転して、カーテンコール的な明るい夢落ちで終わらせた。これも賛否あるところだろうが、やはりこのドラマはファンタジーだったのだとわが意を得た思いがした。

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