新型コロナウイルスによるパンデミックは、ニューヨークにも大きなダメージを与えた。ミュージシャンなら誰もがそのステージに立ちたいと願う、ジャズの聖地ヴィレッジ・ヴァンガードは、閉鎖が続き、86年の歴史が閉じる危機に直面した。
日本人ジャズピアニストの海野雅威は、地下鉄の通路で、黒人の若者から「中国人は出て行け」という言葉を投げつけられ、暴行を受けて、ピアニストの命ともいえる腕を骨折した。
そんな中、仕事を失い、街角に出るしかなかったミュージシャンたちが盛んに演奏するようになった曲がある。ルイ・アームストロングが歌った「What A Wonderful World(この素晴らしき世界)」だ。1967年、ベトナム戦争下で黒人差別が吹き荒れた分断の時代に発表された曲が、2021年の今、世界で再び歌われるようになったのだ。
番組では、音楽の力を信じ続けた者たちが、「素晴らしき世界」を取り戻そうとする希望の物語が描かれていた。
「この素晴らしき世界」『グッドモーニング, ベトナム』『12モンキーズ』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/c1c85075e7fe26271580e385dd3e6bbc
海野雅威という人に興味が湧いてYouTubeで調べてみたら、『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』というアルバムに収録された、沢田研二のソロデビュー曲「君をのせて=My Boat For You」を見付けた。宮川泰が作曲したこの名曲が、とてもいい感じにアレンジされ、演奏されていた。
「My Boat For You」
https://www.youtube.com/watch?v=AUyH56uVZMM
沢田研二「君をのせて」
https://www.youtube.com/watch?v=BLE3ED3wbEo
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます