BSテレ東で『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』(75)を再見。
今回気付いたのはリリー(浅丘ルリ子)のセリフの中で、ジェンダー問題の核心を突くような言葉があったことだ。
リリー「幸せにしてやる? 大きなお世話だ。女が幸せになるには男の力を借りなきゃいけないとでも思ってんのかい。笑わせないでよ」
寅「でも、女の幸せは男次第じゃねえのか」
リリー「へーえ、初耳だね。私今まで一度だってそんなふうに思ったことはないね。もしあんた方がそう思ってんだとしたら、それは男の思い上がりってもんだよ」
今やジェンダー、ジェンダーと喧しく、意識過剰なところがあるが、別に騒がなくても、約50年前でも、ちゃんとこんなふうに描かれてもいたのだ。
『男はつらいよ 寅次郎相合い傘』
https://blog.goo.ne.jp/tanar61/e/307232c83e29c9cb1c2ed4294bae0230
BSTBSで『007/黄金銃を持つ男』(74)を再見し、2人の脇役と再会した。
1970年代に活躍したクリフトン・ジェームズは、『007/死ぬのは奴らだ』 (73)で演じたペッパー保安官(ピンク・レディーの「ペッパー警部」の元?)が受けて、この映画でも同じ役で連続出演。『ジャガーノート』(74)では乗客の一人の市長役に出世したが、『センチュリアン』(72)では警官役、『大陸横断超特急』(76)と『スーパーマンⅡ』(80)ではまたも保安官役。『エイトメン・アウト』(88)では、八百長事件の元凶となるシカゴ・ホワイトソックスオーナーのチャールズ・コミスキーを演じた。
スーン・テック・オーは韓国出身。この映画ではタイの諜報員役。『ファイナル・カウントダウン』(80)では現代に紛れ込むゼロ戦のパイロットを、変な日本語で演じた。
また、この映画には、敵役のスカラマンガ(クリストファー・リー)の相棒役でエルビエ・ビルシェーズという小人症の俳優も出ていた。
リアルタイム、ジェームズ・ボンド=ロジャー・ムーア逝く
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