どんな反応をするだろう。もう、返信来ないかもしれない。
でも、予想を反して驚くほどの速さで返事がきた。
「圭介先輩に告白してみるよ」
なに、どういう事? 川島君を振るって事? 川島君が好きだって言ってくれてるんでしょ。あなた、なんなの?
私はすぐさま返信した。
「じゃぁ、川島君のことはどうするの」
「わからない」
分からないってなによ。
「わからないってどういうこと」
「わからないからわからない」
綾乃に対して初めてイライラしていた。
「だから、どうするの」
「圭介先輩に告白する。きららは川島君に告白する。そうしよう」
狼狽した。綾乃の放った言葉は弱い私の心を打ちぬた。そして、怒りに似た感情も沸いた。私の優しさはしょせん偽善でしかなかったのだろうか。
落ちつけ私。
胸に手を当てて自分の鼓動を感じる。とても、ドキドキしている。こんな時は深呼吸だ。
おおきく息を吸って、ゆっくり吐く。繰り返しているうちに、私が帰ってくる。
大丈夫だ。
しかし、既に好きな人がいる事が分かっている川島君にこの気持ちを伝える意味はあるのだろうか。
もし綾乃が先輩と付き合う事になったら、川島君は傷つくだろうし、私には川島君の心の隙間を埋める事なんてできない。
その逆なら、私だけが傷つく事になる。
そして、どの選択肢を辿っても、綾乃と私の関係はこれまでのようにはいかなくなるかもしれない。
でも、予想を反して驚くほどの速さで返事がきた。
「圭介先輩に告白してみるよ」
なに、どういう事? 川島君を振るって事? 川島君が好きだって言ってくれてるんでしょ。あなた、なんなの?
私はすぐさま返信した。
「じゃぁ、川島君のことはどうするの」
「わからない」
分からないってなによ。
「わからないってどういうこと」
「わからないからわからない」
綾乃に対して初めてイライラしていた。
「だから、どうするの」
「圭介先輩に告白する。きららは川島君に告白する。そうしよう」
狼狽した。綾乃の放った言葉は弱い私の心を打ちぬた。そして、怒りに似た感情も沸いた。私の優しさはしょせん偽善でしかなかったのだろうか。
落ちつけ私。
胸に手を当てて自分の鼓動を感じる。とても、ドキドキしている。こんな時は深呼吸だ。
おおきく息を吸って、ゆっくり吐く。繰り返しているうちに、私が帰ってくる。
大丈夫だ。
しかし、既に好きな人がいる事が分かっている川島君にこの気持ちを伝える意味はあるのだろうか。
もし綾乃が先輩と付き合う事になったら、川島君は傷つくだろうし、私には川島君の心の隙間を埋める事なんてできない。
その逆なら、私だけが傷つく事になる。
そして、どの選択肢を辿っても、綾乃と私の関係はこれまでのようにはいかなくなるかもしれない。