粗布
粗布 相撲用語で『そしな』と読ませる。
相撲界の御中元
夏場所前に、四股名入りの反物を贈る粋な習慣。
力士や親方衆、贔屓筋と言った方々に『粗布』と言うのし紙を付けて反物を贈る粋な習慣。
反物を贈ることが出来るのは、関取でも幕内以上の力士に与えられた特権。
基本的に自分以外の人に着てもらうのを前提にしているので、
意匠を凝らしたデザインに四股名や部屋の名前を施した柄、
染め抜かれた四股名は、大き過ぎずさり気なく描かれているのが普通。
相撲部屋の親方が部屋の力士全員にお揃いの浴衣を仕立てて着せるのが
『お仕着せ』の語源とか...
浅香山親方の浅香山部屋から届いた『粗布』
余りにもお洒落な反物なので、久しぶりに楓で作られた衣桁に掛けてみました。
浴衣にするのは惜しい様な気がします...
夫婦でお揃いの半纏とか
壁掛けとか
暖簾とか箪笥の肥やしにならないようにしようと思っています。
2023年6月17日(土曜日)自宅 リビングルームにて撮影。
とても斬新なデザインと色の反物です。