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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1799回】 最初の1~2分が勝負

2015年12月04日 | 住宅コンサルタントとして
私は仕事柄、よくタクシーに乗ります。

タクシーの運転手さんは、大きく分けて3つのタイプに分けられます。

1.目的地に着くまで無言の運転手さん
2.目的地に着くまでいろいろと話しかけてくるが、その内容が面白くない運転手さん
3.目的地に着くまでの会話がとにかく盛り上がる運転手さん

個人的に困るのは2の運転手さんで、
とにかくこういう運転手さんに当たってしまうと、
私は携帯をいじるフリをして、会話をしなくても済むように演技をします。
(←かなり性格が悪いですね・・・)

私が「この運転手さんとは話がしたいな!」と思うか、
「この運転手さんとは話をしたくないな・・・」と思うかは、
正直最初の会話のレベルで決まります。

ほんのちょっと話をしただけで、その人のレベルが人間は分かるもの。

思わず心を掴まれるようなアイドリングトークをされると、
本当にノリノリで話をしてしまいます。

逆に「そんなことしか話すことが無いのかな・・・?」と思う運転手さんもいます。

「ずいぶん、寒くなりましたね~。
今日はかなり冷え込むみたいですよ」

とか、目的地を告げると

「○○を通るルートでいいですか?」

と、明らかに地元民ではない私に訊いてくる運転手さんだと、ちょっとテンションが下がります。

気が利かないし、日頃から勉強していない運転手さんは魅力を感じません。
また、こちらに合わせた会話をセレクトしてくれない運転手さんも同じです。

ほんの30秒、1分話をしただけで、こちらの対応が変わってしまいます。

でもこれは、住宅業界でも全く同じ。

お客様は、ついてくれた営業マンが最初に話題にする内容で
本音を話すか、それとも心を閉ざすのかを決めているのです。

お客様を見た瞬間に、どんな気の利いた声かけ、アイドリングトークができるか?

そしてそれらを実行するために、
営業マンは日頃からどんなことに取り組んでおかなくてはならないか?

皆さんは分かりますよね?
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