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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1809回】 知識や技術だけではクリアできないことがたくさんある

2015年12月14日 | 住宅コンサルタントとして
最近、非常によく思うのが、
知識や技術を習得するだけでは、上手に生きていけないということです。

もちろん、それらは仕事をしていく上でも生きていく上でも不可欠なものですが、
自分の人生を考えた時に、「どう生きていくのか?」という部分が無いと
その場その場での対処しかできないような気がするのです。

だから、自分自身、どう生きていくのかということを考えるべきかな、と・・・。

どういう生き方をするのか?
生物として考えた場合、私は自分の子どもが自分よりも幸せに、
そしてよりBIGになって欲しいと思っていますので、
それが実現できるような環境をつくりたい、ということです。

次世代がより発展するように、というのが、生き物としての本能かもしれません。

自分自身の人生ということで考えてみれば、
私の場合、「人生≒仕事」といった感じなので、
充実した仕事をやり続けたいと考えています。

私の仕事とは、クライアント様がより良い会社となるためのお手伝い。
そして日本の住宅のレベルを性能的、意匠的に高め、住環境のレベル向上につなげていくこと。

そのためには、常にアンテナを立ててさまざまな建築物を見たり、建築資材の情報を仕入れること。
全国の素晴らしい住宅会社の取り組みを研究すること。

こうした、自分なりの考え方や生き方の軸があるので、
仕事に対するスタンスがこの10年、全く変わらないのかな、と思います。


こうした軸が無く、
単にコンサルタントとしてクライアント様をやみくもに増やしたり、
数字を稼ぐためにいろんな本を書いて販売したり、
ノウハウをパッケージングして不特定多数の会社に販売したりといった、
自分の数字を上げることに注力したりしていると、
今のような環境にはなっていないような気がするのです。

クライアント様も絶対に依頼して下さらないと思いますし
何よりそういう奴に自分が住宅会社の経営者なら依頼したくないな、と思います。

如何に仕事が出来ても、
如何にさまざまな情報やノウハウを知っていても、
如何に数多くの経験を積んできたとしても、
人としての軸が無い人には、お客様はついてきてくれないような気がします。

家族や友人もそうだと思います。

知識やスキルをマスターし、数多くの経験を重ねるも、
あくまでも人としての生き方の軸があって、初めてモノになっていく。

そのためには、いろんな方の考え方や生き方に学び、
自分自身、何を信念を確立しておく必要があると思います。

若い間に本をたくさん読み、いろんな方の考えに触れた方が良いですよ、
と私がいろんな方にお伝えしている理由です。
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