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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1817回】 周囲から評価されるようになった時が危険

2015年12月22日 | 住宅コンサルタントとして
ゼロから立ち上げた会社の経営者に多いパターンですが、
起業当時は一所懸命、仕事に取り組んでいた。

その努力の甲斐もあり、業績が向上し、社員さんの数も増えていった。

市場内である一定の評価を得られるようになり、
周囲のいろんな方から称賛されるようになった。

いろんな方が寄って来て、いろんな提案をしてくる。
その提案に乗って結果が出ると、これまたすごいヨイショをされる。

そして成功企業と称賛され、
これまで自分が付き合って人とは違う人と付き合うようになる。

こういった段階になっても、原点を忘れないで仕事をしている経営者は
おそらく大丈夫ですし、会社の軸もブレません。

しかしながら、周囲から称賛され、「さすが!」と言われることが気持ちよくなり、
原点を忘れてしまっている経営者、
並びにただお金を儲け、売り上げを増やすことが経営の目的となった経営者は
とても危険だと思います。

これまでいろんな経営者の方を見てきましたが、
こうした経営者が、時代が変わった時に会社を潰すのですね。

では、経営の原点とは何か?

それは誰にどうなってもらいたいのか?
何をどうしたいのか?ということだと思います。

「誰を」のところに、お客様や働いてくれているスタッフさんのこと、
「何を」のところには、地域社会のことなどが入れば、問題無いかと思います。

経営のセンスがあれば、業績を上げることはそんなに難しいことではありません。
問題は、結果が出た時、ちょっと成功した時なのです。

ここに落とし穴がちゃんと待っているのですね。

原点を忘れず、何のために我が社が存在し、
何を目指して経営しているのか、
経営トップは忘れずに社員さんに発信していきたいですね。
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