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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1804回】 過保護すぎるとダメになる

2015年12月09日 | 住宅コンサルタントとして
個人的に学生時代から、公務員にはなりたくありませんでした。

というのは、たまに行く役所で奥の方に偉そうに座っていて、
昼間っから新聞を読んで暇そうにしているオッサンを見て

「こんなオッサンになったら、人生終わってしまうよな・・・」

と若い頃から思っていたからです。
(一所懸命働いている公務員の方ももちろんおられると思います。
そいう方にだけは謝ります、ごめんなさい・・・。)

また学校の先生の中で、全く授業も面白くなく、生徒に人気もない・・・。
ただ、授業を流して終わって、お給料だけもらっていく・・・。
民間だったら間違いなくクビになるレベルのオッサンも飯を食っている。

こんなに守られていては、楽な方にしか発想が行かないだろう・・・。
そんな人生を送りたくない、と若い頃から思っていました。

競争の中で、人間は磨かれ、成長できるのだと思います。
「いつ、自分はクビになるかもしれない」という緊張感があるからこそ、
能力を磨こうとしたり、成果を出そうと努力するのだと思います。

そして成果が出れば、お給料が上がり、
成果が出なければ、お給料が下がる。
それでもダメなら、解雇される。

自然界もすべては競争の原理が働いています。
そして、強いものや環境の変化に適応できたモノだけが生き残っていく・・・。

そうして、どの動物も植物も進化していくのです。

ビジネスに携わるのであれば、
そういう自然の摂理も理解しておく必要があるのでは、
と個人的に思っています。

成果が出ないだけでなく、成果を出そうと努力すらしない。
そんな社員を法的に過保護に守り、簡単に解雇できないようにする。
これって、企業の競争力、もっと言えば日本の競争力を低下させるよなと思います。

考えや志の低い人、自分のことしか考えない人は、
権利ばかりを主張して、義務を果たさない傾向が強いような気がします。

そういう人を過保護に守るのは、どうなんでしょうね・・・。

もちろん、経営者側で自分のことしか考えていない、
従業員さんやその家族の生活のことを考えない奴が論外ですが、
いずれにしても過保護すぎるのは、人間をダメにするような気がします。

自分に厳しく、自社に厳しく、
世の中のニーズを捉え、ニーズに合う商品やサービスを提供できているか、
自己分析をしていきたいですね。
コメント
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