鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2577回】 同業他社と同じ土俵で戦わない

2018年01月19日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、お伺いしていたクライアント様は、
年間約100棟の注文住宅を受注されています。

通常、年間100棟クラスの住宅会社の場合、
総合展示場に出店していたり(今、総展は全くダメなのですが・・・)、
モデルハウスを何か所も持っていたり、自社独自の展示場を展開していたり、
と特徴あるビジネスモデルに取り組んでいることが大半だと思います。

しかしながら、一般的な住宅会社がやれない、もしくは取り組んでいない、
ちょっと変わった展開で100棟を受注されているのです。

そのビジネスモデルは、ちょっと簡単には説明できないのですが、
私が知っている限り、日本でこのやり方をやって100棟やっている住宅会社は無い、
と言い切れる手法です。

一見すると、究極のどぶ板営業なのです。

でも、だからこそ、競合が少ない、というか結構特命で受注したり、
紹介が多かったりするのです。

おそらく、大手ハウスメーカーは体質的にできないでしょう。

モデルハウスをつくり、webや紙で広告活動をおこない、
後はお客様が来場してくれるのを待つだけ。

一般的な住宅会社の大半は今、このようなスタイルですが、
こういう考えとは対極のやり方を極めておられるのです。

違う土俵で戦うので、マクロの景気や市場全体のお客様の動きに
左右されない受注の形がつくれるのです。

ついつい、他社と同じビジネスモデルをやった方が楽ですし、
さまざまな情報も入って来やすいので、選択肢がち。

でも他社と同じ土俵で戦いたくない、と思うのなら、
他社がやっていないビジネスモデルにチャレンジしないとだめだよな、と
いつも学ばせていただいております。

皆さんの会社は、同業他社と同じやり方を安易に選択していませんか?

自社独自のビジネスモデルを追求することができていますか?
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