鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2581回】 一発逆転が必要な状況に自分を置かない

2018年01月23日 | 住宅コンサルタントとして
2018年が始まってすでに2週間強が経過しました。

今年1年、皆さんは仕事で成果をしっかりと出せそうですか?
目標を達成できそうですか?
仕事を通して成長できそうですか?

まだ、はじまったばかりじゃないか・・・?

そう思われる方もいるかもしれませんが、
ビジネスの世界において、後半一気に逆転、なんてことはまずあり得ません。

もしそんな後半の巻き返しに期待していては、経営者や営業マン失格と言えると思います。

ビジネスは常に、余裕を持った状態で行わなければならないのです。

松下幸之助さんは、「ダム式経営」ということをおっしゃっています。

ダムが常に水をしっかりと貯めているように、
人・モノ・金に余裕を持って経営することの大切さを伝えてくれています。


私自身、前々職の営業マン時代に、数字を達成し続けるためには、
期が終わる1年前からあわてなくてはならないことを学びました。

ゴール直前であわてても遅いのです。

マラソンで言うと、35キロ地点を超えてからあわてても、既に遅い。

スタート時点から注意していても、全然間に合わない。

レースが始まる1年前からコツコツと準備し、縦鼻を完璧にやった人が勝つのです。

営業マン時代の私は、新しい期がはじまる前に、

「来期の自分の数字は、おそらくこれくらいのノルマが割り当てられるはずだ」

と予測をしていました。

そして期がはじまる前に、そのノルマに対して現時点で何千万、何億不足しているのかを
冷静に電卓ではじいていました。

そしてその不足分を新規開拓なり、
まだ買っていただいていない商品を買っていただけるよう、
お客様を訪問し、面談回数を重ねていくということをやっていました。

1年のうち、第一クォーター、第二クォーターで懸命に動き、数字をつくっていく。

そして後半になってくると、今期の着地を確実なものにするための活動と、
来期のことを考えての動きをミックスしていきました。

そして常に一発逆転が必要でない状況をつくっていました。


この仕事の進め方は、今もずっと継続していて、
当然ながら2018年の我が社の数字は既に確定していて、
クライアント様の2018年~2019年のことと新しい業態をつくること、
異業種の研究をすることに自分の頭は向いています。


2018年、まだ始まったばかりですが、
今年の着地点、皆さんの会社は万全ですか?
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