鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2586回】 細かな改善をどれだけ継続できるか?

2018年01月28日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社のレベルの格差は、本当に大きいです。

レベルの低い会社は、ダサい家しか建てられませんし、
断熱や換気の勉強をしていない会社がつくる家は、
新築なのに寒くていられません。

現場監督なのに、建築のこと、材料のこと、施工方法や収まりなど、
何も知らない人も数えきれないくらいいます。

で、個人的に住宅のレベルが日本トップクラスと言っていいくらい高いエリアに
昨日、伺っておりました。

そのエリアでこれまたダントツにレベルが高い、ある工務店さんがあるのですが、
その工務店さんが建てる家の性能が、ハンパなく高いのです。

基礎、構造躯体、断熱の知識、施工技術はもちろんのこと、
細かな部分の収まりや施工方法まで、とにかくすごいスピードで進化しているそうです。

その姿勢、取り組みを教えていただいて、本当に勉強になりましたし、
弊社のクライアント様もそのスピード感を真似させていただければ、
本当に各地で無敵になると思います。

あるOB様のところを訪問したところ、
自分がイメージするあたたかさよりも暖かくなかったことがあった時、
全ての業務をストップして、その原因を徹底的に調べ、
その日の夕方にはお客様のお宅におじゃまして、
対処では無く解決してしまったそうです。

原因は、エアコンと換気システムの吸気口の位置関係にあったそうですが、
その原因を調べるためにサーモグラフィーで温度差がどこで出来ているか調べ、
ネットでも、換気メーカーさん、納材店さんにも質問を繰り返し、
あっという間に改善する。

こうした施工方法や製品、素材などを本当にすごいスピードで改善しているそうです。

いやいや、本当に話を聞かせていただいて、感動してしまいます。

こういう住宅会社が増えていけば、本当に日本の住宅の質は上がります。

幸せを感じ、毎日快適に暮らせる家が増えていくのです。

皆さんの会社では、細かな改善を昨年、どれくらいおこなったでしょうか?

ご入居済のお客様のところを訪問し、何か問題が無いか、感じ取れたでしょうか?

現状で満足してしまうと、進歩も成長もありません。

一流の人は、そういうことを本能的に分かっています。

意識を高めることで、問題に気づけます。
その問題を本気で改善しようと、すぐに行動に移す。
そうしていけば、あっという間に一流になれるのです。

小さな改善を繰り返していきましょう!
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