鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2585回】 お客様を選べるような企業を目指す

2018年01月27日 | 住宅コンサルタントとして
日本の価値観として、「お客様は神様です」という、
海外の人からしたら信じられない考え方が存在します。

この考えを悪用したり、勘違いしている人が日本には結構多い。

ちなみに、「俺は客だぞ!」という意識が強い日本人は
是非、ヨーロッパに行って、横柄な態度を取っていただきたい。

全く相手にされないですし、無視されたり、
最悪の座席に案内されたりと、世界の常識を感じることになるでしょう。

海外では、売り手と買い手は、フィフティーフィフティーの関係なのです。

紳士的に振る舞う良いお客様は、お店からそれなりのサービスを受けられますし、
当然、お店からもありがたがられますが、
横柄なお客様だと本当に相手にもされません。

そしてこれから働き手が少なくなり、しかも働き方改革が進んでいく日本でも
海外のように、売り手と買い手がフィフティーフィフティーにならざるを得ないでしょう。

モンスターカスタマー、モンスターピアレントなど、
モンスターを相手にすると自社のスタッフが精神的にやられてしまいます。

従業員さん不足で大半の企業が困る中、
スタッフさんを守るためにも、モンスターを相手にしてはいけないのです。

タチの悪いモンスターを断っても、経営が成り立つようにすることこそが、
経営者の腕の見せ所です。

そのためには、情報発信の質を高めたり、
自分たちの体質を変えたり、
そもそも良いお客様から選ばれるような商品やサービスの質を高める、といった、
当たり前のことをコツコツとやっておくことが欠かせません。

そして自分たちの人間力を高め、
人間性が素晴らしいお客様から選ばれるような会社、お店になっていることです。

そういう企業・お店だけが生き残る時代が、すぐそこまで来ています。

みなさんの会社・お店はそうなれていますか?
コメント
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