鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2588回】 選ばれる営業マンになるためには・・・

2018年01月30日 | 営業マンとして
大半のお客様は一生に一回しか家を建てません。

お客様は、数ある住宅会社の中から一社、家づくりを託す会社を選びます。
それはすなわち、多数の営業マンの中から一人を選ぶということです。

言ってみれば、家づくりを託していただけるかどうかということは、
一組のお客様をめぐって戦うトーナメント戦のようなもので、
お客様から見て一位の会社、一位の営業マンのみが家づくりを託していただけるということ。

二位、三位は、敗者になってしまうのです。

そんな中、トーナメントで一位に常になるために、
営業マンは自分を磨いていかなくてはなりません。

お客様はどんな営業マンに家づくりを託したいと思うのか?

その問いを常に考え、選んでいただけるように自分を磨き続けた営業マンが、
一位を取る確率が上がっていくのです。

私がちょっと不思議なのは、こういう現実を理解できていない営業マンが結構多い、ということ。

商談で結構いいところまで進んでいることが多いけれど、最後に負けることが多い営業マンは、
いつか自分を一位と評価してくれるお客様が現れる、と勘違いしていて、
自分が敗れた原因が、たまたまお客様との相性が合わなかった、と思っていたりするのです。

いやいや、良いところまでいくというのは、
お客様をめぐるトーナメントでベスト4、ベスト8に入っているということなのですが、
万年ベスト4どまりになってしまうということを分かっていない。

もっと言うと、トーナメントで優勝する人と準優勝、ベスト4、ベスト8で終わる人の間には、
かなりのレベル差がある、ということです。

お客様に選ばれない営業マンに多いのは、

「お客様がどういう基準で営業マンを選ぶのか?」

ということに全く興味が無いということです。

相手の目線で物が見れない。
相手の気持ちに鈍感なのですね。

大抵、そういうレベルの営業マンは、自分が選ばれない理由を
会社の商品であったり、価格の値引きを認めない会社の営業方針であったり、
土地が決まらないということのせいにしたりするのです。

でも、真実はそうではない。

家づくりを託すというお客様の覚悟が分かる人は、
そのお客様の覚悟に応えられる人間になっておかなければ、と考えるのです。

だから徹底して自分を磨く。
たくさん学ぶ。
いろんな人から吸収しまくる。
人のために一所懸命になる。

こういう生き方をしていくことが、選ばれる営業マンになるために、
欠かせないのではないか、といつも思っています。

結果が出ていない人がもしいるとしたら、
「最近、自分を磨くために何をしましたか?」
と聴いてみるといいかもしれませんね。
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