コロナ禍の中、住宅業界には追い風が吹いていました。
大半の方が、自宅に居る時間が長くなり、
より快適な住まいを手に入れたいと思い、
家づくりに動く方が多かった。
コロナ禍の中でやるべきことをやっていた住宅会社は、
お客様の問い合わせや来場が順調に推移していました。
コロナ禍の中で、需要を先食いした感もあると思います。
そんな中、世界的に住宅ラッシュが発生し、
木材の価格が高騰した。
そしてここに来ての円安&原油高により、
さまざまな輸入品のコストが上がったのです。
結果、毎月の生活のやりくりが大変で、
マイホームなんて考えられない、という方が増え、
住宅会社への来場がコロナ禍よりも20%~50%減少しました。
大半の住宅会社の来場が減少しています。
商売をやっていると、
追い風を受けて飛行できる時もあれば、
強烈な向かい風が吹くこともあります。
今はまさに向かい風。
こういう時に、何が重要なのか?
個人的には、こういう時こそ基本を大切にし、
自社の戦略や実際の行動を見直し、
正しい方向でやるべきことをやる。
そしてとにかく量をこなす、ということが大切かと思います。
例えば、お客様の来場が減っている、
ということは時間がある訳です。
こういう時にOB様を訪問し、
アフター対応をしながら、いろんなお話をさせていただく。
ビジネスパートナー様を訪問し、
日頃、自社の仕事をやって下さっていることへの
感謝の気持ちをお伝えすると同時に、
自社の家をもっと良くするために、知恵を貸していただく。
いろんな住宅会社さんや施設を視察に行って、
良質なインプットをおこなう。
自社の営業ツールを見直したり、
自社のプロモーション用の動画を撮影したりもできる。
更にこれ、メチャ大切なことですが、
今のお客様は何に困っていて、
そのお客様のお困りごとを解決するためのイベントを企画し、
そのイベントの告知をちゃんと丁寧におこなう。
こうした基本的なことをコツコツとやる時間を
神様からいただいたのです。
来場が無い、と困っている会社さんの中には、
そもそもイベントの告知のための広告を
やっていなかったり、
広告の発信がイベント直前にやっていたり、と
行動の方向性が間違っていたり
行動量が不足していることが大半だったりするのです。
向かい風が吹いている時こそ、
基本に立ち返る。
皆さんの会社はできているでしょうか?