鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4604回】 正解は無い中で、どう考え、どう行動するか?

2023年08月08日 | 住宅コンサルタントとして

8月7日の日経新聞で、

「教育岩盤~突破口を開く~」というコーナーがあり、

そこの内容に非常に共感しました。

 

以下、日経新聞より。

 

「日本の教育は物事に必ず1つの正解があると考え、

早く効率的にたどり着くことを重視してきた。

『正解主義』という傾向だ。

幕末以来、追い付くべき目標が常に国外にあった日本に

高度成長をもたらした半面、容易に変わらない『岩盤』と化した」

 

以上、引用終わり。

 

もうこの仕事をさせていただいていると、

本当にその通りだ、と思うことがしょっちゅうあるのです。

 

この正解主義の思考にとりつかれている方に

いろんな施策提案をすると、

提案したことはやっていただけるのですが、

提案したことしかやらなかったり、

情熱を込めて、熱く実行せず、

ただ表面的にやられたりする訳です。

 

そして実行する中でお客様の反応を見て、

 

「こう変えるともっと良くなるのでは?」

 

というような仮説も生まれず、

1ミリの進化も改善も無いまま、

ただただ当初言ったことをやられるのです。

 

お客様の嗜好もライバルのレベルも変化が速い現代、

これでは成果が出ないのですね。

 

正解を安易に求める方は、

現場の状況を見て臨機応変に改善する思考が弱くなり、

そのうち仮説すら出なくなるような気がしています。

 

ビジネスの現場において、正解はありません。

 

というか、現時点での正解は存在するのですが、

それが時間の経過と共にドンドン変わるのです。

 

すなわち状況に応じた臨機応変な改善改良であったり、

ゼロベースに再度、正解を探すということが重要なのです。

 

正解が無い中で、どう考え、どう行動するか?

 

正解主義に侵されていませんか?


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【4603回】 「我が社と... | トップ | 【4605回】 素直で未来... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

住宅コンサルタントとして」カテゴリの最新記事