8月7日の日経新聞で、
「教育岩盤~突破口を開く~」というコーナーがあり、
そこの内容に非常に共感しました。
以下、日経新聞より。
「日本の教育は物事に必ず1つの正解があると考え、
早く効率的にたどり着くことを重視してきた。
『正解主義』という傾向だ。
幕末以来、追い付くべき目標が常に国外にあった日本に
高度成長をもたらした半面、容易に変わらない『岩盤』と化した」
以上、引用終わり。
もうこの仕事をさせていただいていると、
本当にその通りだ、と思うことがしょっちゅうあるのです。
この正解主義の思考にとりつかれている方に
いろんな施策提案をすると、
提案したことはやっていただけるのですが、
提案したことしかやらなかったり、
情熱を込めて、熱く実行せず、
ただ表面的にやられたりする訳です。
そして実行する中でお客様の反応を見て、
「こう変えるともっと良くなるのでは?」
というような仮説も生まれず、
1ミリの進化も改善も無いまま、
ただただ当初言ったことをやられるのです。
お客様の嗜好もライバルのレベルも変化が速い現代、
これでは成果が出ないのですね。
正解を安易に求める方は、
現場の状況を見て臨機応変に改善する思考が弱くなり、
そのうち仮説すら出なくなるような気がしています。
ビジネスの現場において、正解はありません。
というか、現時点での正解は存在するのですが、
それが時間の経過と共にドンドン変わるのです。
すなわち状況に応じた臨機応変な改善改良であったり、
ゼロベースに再度、正解を探すということが重要なのです。
正解が無い中で、どう考え、どう行動するか?
正解主義に侵されていませんか?