鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3499回】 社員さんが楽しく働ける会社が勝つ

2020年07月29日 | 住宅コンサルタントとして

スタッフさんを募集しているのに

なかなか応募が無い住宅会社は、

やはり魅力的に映っていないということでしょう。

 

そういう会社は、お客様からみても魅力的では無いので、

来場数は減り続け、業績も苦しくなっていくでしょう。

 

逆にこれから先、伸びていく会社というのは、

スタッフさんを募集した時に、

いろんな方から応募がある会社だと個人的に感じています。

 

昨日、お伺いしていたクライアント様は、

ここ最近、本当に数か月ごとに

とても人間的に魅力的なスタッフさんが入社されていて、

しかも皆、すぐに馴染んで楽しんで仕事をされています。

 

もちろん、目標達成に関しては、非常に意識は高いですし、

基本的なことに関しての教育は厳しいです。

 

決してゆるゆるな感じではないのです。

 

規律もあり、数字の意識も強い。

でも、会社の雰囲気は非常に良いし、

スタッフさんは皆、楽しそうに仕事をされている。

 

こういう社風はどうやって出来るのか?

 

一朝一夕にこういう空気感は出来上がらないのですが、

まず重要なのは、経営者と社員さんの間に

強い信頼関係があるか、ということだと思います。

 

口でどれだけきれいごとを言っていても、

社員さんを信じ、社員さんの成長を願い、

自分の家族のように社員さんを大切に思っているか、

それとも、社員さんを「使う」感覚で見ているか、

(←個人的に、人のことを「使う」という言葉が嫌いです)

の差が非常に大きいと思います。

 

社員さんを「使う」感覚で見ている経営者が経営する会社は、

やはり根本、経営陣と社員さん側の信頼関係が薄くて、

社員さんが楽しそうにふるまっていたとしても、

それはフェイクだと外部の人は感じてしまいます。

 

最悪なケースの場合、

自分はとても社員さんを大切に思っている、という意識が

経営者としては100%なのに、

社員さんが全く別の捉え方をしていたりするのです。

 

社員さんを心から大切に思い、

会社と社員さんに信頼関係があるかどうかが、

その会社の将来を決める時代になりました。

 

最後に勝つ会社は、こういう会社なのです。


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