鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4819回】 合わないお客様

2024年03月10日 | 住宅コンサルタントとして

どんな仕事もそうだと思いますが、

自分と相性が良くて価値観が近いお客様と仕事していると、

あっという間に時間が過ぎていくと思います。

 

とにかく仕事をしていて楽しいし、

このお客様のためにできることは何でもして差し上げたい。

 

そんな気持ちで仕事ができると思います。

 

ところが、自分に合わないお客様の対応をしていると、

ストレスを感じたり、苦手意識に支配されますし、

時間がなかなか経過しない。

 

もちろん、仕事をしていても面白くないし、

早くこの時間が過ぎないかな、と思ってしまう。

 

そしてある程度、自分が多くのお客様に支持されるようになると

次第に自分に合うお客様しか対応しなくなっていく。

 

こういう方もそれなりにおられるかもしれません。

 

私自身はどうかと言いますと、

自分と価値観が合わない方が居たとしたら、

自分が成長するチャンスだ、と感じます。

 

というか、今、本当に自分に合うクライアント様ばかりで

本当に居心地が良く、楽しく仕事をさせていただいているのですが、

そういう良いことばかりだと危険だと感じてしまう訳ですね。

 

というか、そういう状況だと

自分自身を勘違いしてしまうじゃないですか?

 

自分が伝えたいことを1言ったら10理解していただける。

仕事をしていて全くのノーストレス。

 

そんな毎日を過ごしていると、

自分の能力が上がった、とか、自分の伝え方が優れているなど

絶対に勘違いを起こす自信があります(←どんな自信やねん)。

 

だから自分と価値観や考え方が異なる方と接することは、

自分自身にとって非常に貴重です。

 

自分がどう変われば、自分自身がどういう伝え方すれば、

より良い方向に進んでいただけるか、と試行錯誤しながら

コミュニケーションを取らせていただいております。

 

合うお客様との出会いに感謝することは当たり前ですが、

合わないお客様との出会いも、本当にありがたいことなのです。


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