鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3941回】 農耕型経営を継続した結果

2021年10月14日 | 住宅コンサルタントとして

私は経営者の一族出身ではありませんし、

農業もやったことはありませんが、

地域密着型工務店の理想は、

農耕型経営だとずっと以前から確信していて、

それに沿って、各クライアント様に

ご提言させていただいております。

 

農業で大切なのは、やはり土づくり。

 

どんなに良い種を植えて、

どれだけ正しい育て方をしたとしても、

土が痩せていれば、しっかりと育ちませんし、

根が深くなっていかないので、

ちょっとした強風で倒れてしまう。

 

だから、良い土をまずはつくり、

その上で種を植えなければならない。

 

この順序を間違えてはいけないのです。

 

で、クライアント様にまずお願いすることは、

社員さんとの関係性を良くすること。

 

働きやすい職場をつくり、ルーツや評価の基準を明確にし、

更には会社がどこを目指しているのか、明確にする。

 

若いスタッフさんにもやりがいのある仕事を任せ、

成長できるステージをつくる。

 

社員さんを巻き込んで経営をしていく。

 

こうしていくと、社員さんの当事者意識は高まり、

会社=自分ごととなっていくのです。

 

次に取引業者さんたちとの関係性ですが、

キッチリとした段取りをした上で仕事をお願いする。

 

時間と約束を守る。

 

敬意を持ってお付き合いをする。

 

更にその次に、OB様を大切にする。

 

アフターやクレームに対し、即行動すること。

 

お引渡し後も定期的に、

OB様に感謝の気持ちを伝えるイベントをおこなう。

 

こうしたことを10年、やり続けると、

素晴らしい土壌が完成する、と思って、

こうした本質が理解できるクライアント様に、

ずっと取り組んでいただいておりました。

 

結果、どうなったか?

 

このような取り組みを続けたクライアント様に勝てる会社は、

同じエリア内ではちょっと出てこないと思います。

 

9月も過去最高の受注。

 

集客は順調。

 

若手スタッフさんも着実に育っている、というか、

現場のリーダーで、猛烈に売っている方たちは、

皆30代前半~20代後半で、

その下の世代も着実に成長されている。

 

農耕型経営こそが、地域密着型工務店の理想だと

改めて実感しております。

 

農耕型経営は、10年を超えたあたりから、

かなりの手ごたえを感じるようになり、

15年くらいから、目に見えて効果がでるのだと思います。

 

志が同じクライアント様と目指していきたいと思います。

 


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