鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3125回】 建材店・サッシ店・木材店に必要な発想

2019年07月21日 | 住宅コンサルタントとして

サッシ店・建材店・木材店の商売の基本と言えば、

商圏エリア内でより多くのお客様をつくり、

家1棟分の商材における納材シェアを高めることでした。

 

配送にかなりの時間と手間がかかるため、

自社から遠く離れた得意先はお付き合いしにくい。

 

ということで、かなりエリアを絞って商売をするということがセオリーでした。

 

しかしながら、この考えはもう古いということを

昨日、クライアント様から教えていただきました。

 

もう大半の工務店、住宅会社は生き残っていけない。

 

これからの時代、重要なのは生き残っていく得意先と

より深くお付き合いしていくことだ。

 

そのためには、エリアを気にせずお付き合いができる商材を扱い、

勉強熱心で市場や顧客の変化に適応できる会社と取引する。

 

そういう得意先に必要とされるよう、

自社の営業スタイルを変えていくということが重要ということを

クライアント様のスタッフさんから気づかせていただいたのです。

 

勉強しない工務店。

とにかく感性がずれまくっている工務店。

経営者が自分のことしか考えず、

取引先も社員さんもついてこない工務店。

 

こういう取引先は変わらないのです。

 

まあ、本当に大半の企業は変われない、

と思った方が良いです。

 

それくらい、すなおでない企業、感度がズレている企業の割合は高い。

 

だからいかに自社に近く、

現時点でそれなりの仕事をやっている先でも、

時代の変化に適応できない先は、取引を減らしていき、

皆に必要とされる得意先、感度が抜群の得意先を見つけ、

そことの取引先を増やしていくということが重要なのです。

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