鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4808回】 若い経営者によくあるパターン

2024年02月28日 | 住宅コンサルタントとして

この仕事を19年近くさせていただいていますと、

経営者には、何パターンかの傾向がある、

ということが見えてきます。

 

特に若い経営者に多いパターンは、

 

1.経営者や事業責任者に成り立ての頃は、

右も左も分からないので、とにかくすなおに

周囲の方(私を含む)の意見に耳を傾ける

 

2.すなおに取り組んだ結果、成果が出て、

周囲から賞賛されるようになる

 

3.結果を出し続ける中、

次第に自分のこだわりが強くなり、

周囲の人の意見に耳を貸さなくなる

(自分と同意見の人の声にしか耳を傾けない)

 

4.自分のこだわりが強すぎて、

市場や顧客の変化に徐々に合わなくなり、

結果が出にくくなり、業績が下がり始める

 

という感じ。

 

4の段階をほぼ全ての若い経営者は経て、

再びすなおさや謙虚さを取り戻すか、

それとも自分の我が強いままで

自分に耳の痛いことを言う人を遠ざけてしまうので、

周囲にYESマンしかいなくなり、

業績が取返しのつかないところまで行ってしまうか・・・。

 

経営者は、常に謙虚ですなおでなくてはなりません。

 

自分一人の力など、たかが知れているからです。

 

いろんな方のお力を貸していただいたり、

支えていただいたり、

ついて来て下さるスタッフさんや取引先さんのおかげで

結果が出ているのです。

 

なのに、自分の経営者としての力で

成功したような気になってしまう、

勘違い甚だしい経営者や自己顕示欲の塊のような方が

それなりに存在するのですね。

 

謙虚さやすなおさを取り戻せるか、

勘違いが続くかの境目は、

経営者が40歳前後のタイミングで訪れます。

 

そこで謙虚さやすなおさを取り戻した経営者は、

その先も上手に乗り越えていけることでしょう。


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