良い家をつくり、お客様に喜んでいただく。
これは、住宅会社として当然ながら経営者をはじめ、
スタッフさん全員が共通で持つべき考えです。
その実現のために、
経営者自らが設計や営業という実務を行うケースも
規模が小さければあるでしょう。
営業や設計を経営者自らが行って、
お客様に喜んでいただく。
これは仕事としてとても素晴らしいことですが、
それは本来はスタッフさんの仕事なのです。
お客様のためになることをするのはスタッフさんの仕事。
会社のため、スタッフさんが仕事をやりやすくするための仕事こそ、
経営者の仕事なのです。
ここを理解していない経営者が結構多い。
そしてこのことを知識としては知っているが、
自ら身につけ、実践できていない経営者も実に多いのです。
頭で知ってはいうが、心や体でそれを深く理解できていないのです。
こういう経営者が経営する会社は、
ノウハウの習得により会社が成長すると思っていて、
ノウハウの購入にばかり精を出しますが、
本質を理解していないので会社は成長しないのです。
実務は社員さんにやってもらい、
会社を良くすること、社員さんが仕事しやすい状況をつくることが
経営者の仕事なのです。