鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3153回】 ノウハウや手法だけでは、業績も上がらないし良い会社になれない

2019年08月18日 | 住宅コンサルタントとして

この仕事をさせていただいている私が、

14年の経験の中で確信していることを

タイトルにしてみました。

 

今から10年以上前は、

情報伝達のスピードが今とは比較にならないくらい遅かった。

 

新しい情報に関して、免疫ができていなかったユーザーが多かったので、

小手先のノウハウ・手法でお客様を動かすことが出来た時代でした。

 

しかしながら、スマホが普及し、SNSが浸透することにより、

それまで自分たちが情報を収集するのに利用してきた

雑誌やテレビなどのメディア、それからクチコミサイトなどにも

ウソの情報やかなり事実が歪められたものが入っていることを

今の消費者は知るようになりました。

 

そしていろんな情報が入ると、それを検証することが当たり前になりました。

 

だから、売り手側の小手先の手法が、ドンドン通用しなくなっているのです。

 

広告やお店の内装の派手さに騙されることなく、

周囲の評判やスタッフさんの対応などを見て、

信用できると自分が判断した時に初めて購入を決定する。

 

そんな賢いユーザーが増えているのです。

 

こういう時代になればなるほど、重要なのはノウハウではなく、

 

「お客様に好かれるか?」

「お客様に信用していただけるか?」

 

という人間性の部分になってくるのです。

 

ですから、今はノウハウや手法だけで業績が上がらないのです。

 

その会社が持っている、人としてのあたたかさや誠実さ、謙虚さが

お客様の信用を得る上で欠かせないのです。

 

そのベースがあって、はじめて手法やノウハウが活きてくるのです。

 

もし業績がイマイチの場合、

その打開策としてノウハウや手法に頼ろうとしているのであれば、

その前に自社が人としてのあたたかさ、誠実さ、謙虚さを持っているか、

確認をした方が良いでしょう。

(って、セルフチェックをしても、自分自身がズレていることを

気づいていない人が多いのですが・・・)

 

逆に言うと、あたたかさ、誠実さ、謙虚ささえあれば、

ちょっとしたノウハウや手法で大きく化ける可能性があるということです。

 

手法、ノウハウよりも、もっと大切なことがあるのです。


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