鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4700回】 お客様に正しい情報を伝えられるよう、学び続ける

2023年11月12日 | 住宅コンサルタントとして

コロナ前まで日本はずっとデフレだったので、

日本人の大半は、

いろんなモノの価格も金利も上がらない経験しかありません。

 

ところが、今は世界的な金利の高止まりに加え、

円安、原油高の影響で、日本もインフレになりました。

 

今の65歳以上の方は、インフレの社会をよくご存知でしょうから、

いろんな物の物価や金利が上がっていくことが

感覚的に理解できるでしょうが、

今の40代以下の方は、この経験がありません。

 

土地の価格も物価も、

そして建築価格も今が高止まりで、

この先、下がるかもしれないと思っている方も

いるかもしれませんが、

それは幻想であって、インフレは続きます。

 

金利も上がり続けていくでしょう。

 

だから今、家を建てる(というか、ローンが組める)ことが出来る方でも

あと5年後には、家の価格も金利も上がって、

自分たちの年収では希望の家を建てられない、

という方たちが増えてくるでしょう。

 

また、戸建て住宅が高いからといって、

マンションを購入する方も相変わらずおられますが、

マンションは一等地にあって、ほぼ空室が無く、

かつ入居されている方全員が、

積立修繕金を滞りなく払えるのであれば、

全く問題ありません。

 

一方、空室が増えたり、修繕金を払えなくなる人が増えると

建物の老朽化が一気に進み、価値も下落します。

 

何より、住んでいて危険な建物になってしまう可能性もあるのです。

 

気のエリア以外のマンションは、

入居して20年程度して、空室が目立ったり、

住んでいる人が高齢化してくると、リスクが高くなるのです。

 

東京都内ですら、危険なマンションが増えつつある、

ということをどれ位の方が理解しているのでしょうか?

 

そういうリスクを知った上で中古マンションを購入し、

リノベするのであれば、問題ありません。

 

インフレ・金利上昇・マンションのメリットデメリット、などなど。

 

家づくりを検討しているお客様に、

有益な情報を正しく提供できるよう、

日頃から学び続け、

お客様が後悔しないご決断が出来るよう、

サポートしていきたいものです。


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